29日(日)
相馬野馬追本祭です
この日は前日よりも一時間遅れで起床
2日目ともなると、みなさん馬装の手際が良くなります
馬装は武者がやります
こういう時は下手に手を出さず、サポートに徹します(馬具を渡すとかね)
三懸(さんがい)の付け方もとてもシンプルなのですが、今の私では時間がかかりすぎるのでノータッチ
※面懸(おもがい)、胸懸(むながい)、尻懸(しりがい)をまとめて三懸と呼びます
私が出来るのは面懸(おもがい)を付けることと、馬装解除のみ
この日は祭場の雲雀ヶ原まで馬運車で移動
そこで武者たちは協力しながら鎧を着用し、騎乗した後に背中に旗を挿します
この旗がやっかいで、武者は体を前に倒して、地上にいる人が旗を背中に挿すのですが、まあ大体の馬がビビりますね・・・
落馬率も高く、周りにいる観光客を巻き込む可能性もあるため、一番緊張が走る瞬間でもあります
実際に一人落ちてしまいました
私が担当した葦毛ちゃんは上で何かがヒラヒラするのがダメなようで、ビビりまくりで大変でした
ご当主がブランクがあるとはいえ、馬の動きについていくのが上手い人だったので落馬せずに済みましたが、良く落ちなかったなと思う場面が多々ありました
騎馬たちは御行列のスタート地点まで移動します
何かあった時に対処できるよう、馬丁(ばてい)は車で後ろを追いかけます
この日の御行列も横をついていきます
伝令が走り抜けたりするので、轢かれないように注意しながら
正面から駈歩で戻ってきた伝令に葦毛ちゃん180度ターン
こりゃダメだわ・・・
4騎馬ともそれぞれ無事に祭場に到着し、甲冑競馬には誰も出ない為、神旗争奪戦が始まるまで待機します
甲冑競馬は旗の音が凄いので葦毛ちゃんはやはりビックリするものの、後半は落ち着いて草を食べていました
神旗争奪戦には当主も参戦
一頭だけ出ない重種の子は待機
しかし、神旗を打ち上げる花火の音でダッシュ
持っていた友人が体を張って転倒しながらもなんとか放馬を阻止
怪我がなくて本当に良かった・・・
そういう時の対処法(馬を回す)を伝授
とっさのときって身体に染み付いていないと動けないんですよね
そっちの対応していると、初心者の人が落ちたと奥さんからの叫びが!
慌てて駆け寄ると、もう乗らないとのこと
当主が戻ってきて、やはり葦毛では無理だということで馬をチェンジ
葦毛ちゃんも待機組に
花火には驚くものの、後半は慣れてまったり
重種くんは最後までぐるぐる回ってました

落馬などのトラブルがあったものの、無事に祭場でのイベントは終わりました
最後のメインイベント、浪江町での凱旋行列に向かうため馬運車に積み込み移動します
