奈良・御城之口餅 | カピBAR〜なんでも日記〜

奈良・御城之口餅

奈良県郡山市は城下町。

安土桃山時代には
豊臣秀吉の弟で大和大納言と呼ばれた豊臣秀長が壮大なお城を築きました。

その秀長が、兄・秀吉をもてなす茶会で
大和郡山の本家菊屋に作らせたと言うのがこのお菓子。
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秀吉はこれをいたく気に入り「鶯餅」と名付けたそうですが
店舗が「お城の入り口」近くにあった事から
いつしか「御城之口餅」と呼ばれるようになったそうです。

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粒あんを一口サイズに小さく餅でくるんで、きな粉がまぶしてあります。

実家が近いものでこどもの頃からよく家にあったのですが
こどもの頃は正直あまり好きじゃありませんでした。。。(;^_^A
でも、いつしかこの味がわかるようになって今では大好物のお菓子!
400年以上前の素朴な味を楽しんでほしいです。

ちなみにこれは奈良の本家菊屋で作られたもので
大阪などにはここから分家した菊屋・大阪高麗橋が作る
「御城の口餅」(「の」がひらがな)というのもあります。
似てはいるんですが、個人的には本家菊屋の味が圧倒的に好きです。