先日公園に行った時のこと。


娘が私と離れて遊びたがるので(シーソーとかも私とは乗りたがらない。1人で乗って友達募集しています。)大型遊具で好きに遊ばせていたんだけど、娘と同じくらいの兄弟?がそこで鬼ごっこを始めたんです。
それを見て目をキラキラさせる娘。

同じ年頃の子達が楽しそうな遊びをしていると真似っこをします。一緒に遊ぼうとするんじゃなくて真似っこです。本人は夢中で遊んでいるつもりなのです。(先日児童発達支援の園訪問でもこの事を言われました。一緒に遊んでいる風だけど加わっている訳ではない。一緒に遊ぶという事がまだよく分かっていないと。)



暫くすると弟?の方の子が私のところへ来て「あの、、、あの子が僕が言った事を真似をするんです」と言うんです。
エコラリアが発動していたようです。最近はだいぶ出なくなっていたんですが。
娘が真似をしてからかっていると思ったのか、何かおかしな事をしていると思ったのか。

遂に許される年頃ではなくなったのか、、、

男の子に「嫌な気持ちになったよね、ごめんね」と謝って、娘の近くに寄りました。
娘はお兄ちゃんが弟に呼びかけた言葉を名前入りでそのままエコラリアしていました。それもまあまあ大きい声で。
娘に「真似っこしてたの?」と声を掛けました。すると娘がバツが悪そうに笑って「言わないで」と言いました。私が「楽しくてついつい真似っこしちゃうんだよね」と言うと頷く娘。
娘の反応から見るに、園でも真似っこを嫌がられる場面があったのかもしれない。


娘のエコラリアは1歳から始まった。話し始めた時期がスタート。最初は絵本のエコラリアから始まり、呼びかけも絵本の中にある文にしか反応しなかった。
図書館で上限まで本を借り、毎日沢山の本を読んだ。エコラリアではあったけれど娘は場面に応じた言葉を選んで発するようになった。

今はエコラリアもだいぶ減ってきたけれど、ふとした時に耳に入った言葉。多くは誰かが他の誰かに掛けている言葉をエコラリアしてしまう。
今までは幼かったから許されてきた。不審がられても小さいからと許されてきた。
だけど年中になり、そういう事が許されなくなってきた。同い年くらいの子も真似される事に不快感を覚えるようになってきた、、、


そろそろ娘に人が言っている事を繰り返して言うのはあまり良くない事・嫌な気持ちになる人がいる事を教えようと思った出来事でした。
今までは自分軸でしか物事を考えられなかった娘ですが、最近人にはそれぞれ感情があり、それは人によって感じ方が違うという事を少し理解するようになってきたように思います。


娘の障害を思い知らされてブルーになった出来事でしたが、一方で世間とのズレが生じてきた事に気付けたので良かったです。

自閉症児の子育ては親の舵取りが大事ですね。勝手に育つとか、園で学んでくるというのが健常の子より少ないと思います。
現実を目の当たりにするのは辛いですが、子供同士の交流を見なきゃ分からない事もあるので、公園遊びは大事だなと改めて思いました。