その昔、かの尾崎豊さんの曲に「太陽の破片(かけら)」というのがありました。

それにちなんで、
「太陽光の破片」
というお話です。

満月はとっても明るく輝いていますが、
月は別に自ら光っているわけではなく
太陽の光を受けて反射している反射光です。

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満月の等級は約マイナス13等

一方、太陽の等級はマイナス27等

等級差は14と言う事になりますが、
では実際の明るさは何倍違うのか?

1等級の差は約2.5倍。

14等と言う事は2.5の14乗(2.5を14回かけ算)。

つまり約37万倍!

月は太陽の光を受け、
その37万分の1だけ地球に向けて反射しているわけです。

まさに「太陽光の破片」

月だけではありません。
夜空に輝く、金星土星木星といった惑星たちの光も
全て太陽光の破片。

下の写真は、明けの明星・金星
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金星に至っては太陽のたった14億分の1の明るさです!
(計算間違ってたらすいません・・・)

だけどそんなちっぽけな破片が
かえって癒しを与えてくれるというのが、ある意味不思議です。

いま、明け方には木星と金星が闇夜で強烈な光を放っています。
そんな惑星たちを見つけたら

アレが太陽光の破片なんや~

と思ってみれば、また違う見方が出来るかもしれませんね。