今日の夜、月と木星が接近して見られます。
夜がふけるにつれ接近し、最接近は17日の0時39分で西に沈む直前です。
その後は徐々に離れてゆきますので月没頃がちょうど見頃という事になります。

写真は今日0時過ぎ、沈む直前の木星。
少し左上の方の光点がそうです。
ひよっこ星空案内人(星のソムリエ) カピバラ☆おやじの星空ブログ
月との2ショットを撮るつもりだったのですが
直前で雲の中に隠れてしまいました・・・。

ところで、観望会をしていて一般の方によくいわれるのが
「木星って輪があるやつですよね」
木星と土星を混同しておられる方は意外と多いようです。

木星に輪っかはありませんが、縞模様が見られます。
衛星は4個見られます。
400年ほど前に天動説を唱えたガリレオがその衛星を発見しました。
現在の地球との距離はおよそ5億数千万km!
光の速さでも30分ほどかかります。
つまり今見ている木星は30分前のもの、
月はおよそ1秒前のものです。

ちなみに光の速度は1秒間におよそ30万km。
1秒で地球を7周半します。

そんなことを思い浮かべながら見る木星は
またひと味違って見えるかも?

望遠鏡を使わないと衛星や縞は見られませんが、
肉眼でもその位置ははっきりくっきり分かります。

今夜、月の横に輝いてる星が太陽系最大の惑星・木星。
望遠鏡をお持ちでない方もぜひ夜空を見上げて探してみてくださいね。