宇宙飛行士を目指す男が主人公のマンガ、「宇宙兄弟」。
先日から読み始めて5巻まで進みました。
ひよっこ星空案内人(星のソムリエ) カピバラ☆おやじの星空ブログ

比較的リアルな近未来設定で、
主人公はJAXA・NASAの宇宙飛行士選抜試験を受けているところです。
このマンガを読むと宇宙飛行士選抜試験がどういうものなのか
というのがイメージできます。

で、その4巻を買おうとしていたらすぐ横にこんな本が置いてありました。

「ドキュメント・宇宙飛行士選抜試験」
ひよっこ星空案内人(星のソムリエ) カピバラ☆おやじの星空ブログ
光文社新書から840円で売られています。

パラパラと立ち読みしたら面白そうだったので一緒に買ってみました。

2008年に実際にJAXAで行われた宇宙飛行士選抜試験をつぶさに追いかけた
実録ドキュメンタリーです。
著者はそのドキュメンタリー番組を作ったNHKのディレクター。
TVディレクターらしい目線で非常に事細かに試験の模様がリポートされています。

宇宙飛行士を目指している方、JAXA就職を目指している方などは
絶対に読んだ方がいい本です。
「読んだ方がいい」というより読まなきゃいけないとも思います。

選抜試験はどういうものかというだけではなく、

宇宙飛行士という職業はどういいうものか?
何が宇宙飛行士にもとめられているのか?
宇宙飛行士になるための資質とは何か?

というのがよく分かります。

毛利さん向井さん山崎さん若田さんといった日本人宇宙飛行士のみなさん。
華やかに見えるその世界は、われわれ一般人の憧れの存在でもあります。
「○○さんみたいに宇宙に行けたらいいな~」
「宇宙に行ったらあんなことしたいこんなことしたい」
「宇宙から地球を眺めてみたい」
と思った人はたくさんおられることでしょう。

ところが実際の彼らの仕事は、そんな甘っちょろい考えでは出来ないと言うことが
この本を読めばよく分かります。
我々が望むような、観光目的に宇宙に行くわけではないのです。

私の仕事はこの本の著者と同じTVディレクター。
この職業も他人から見れば、華やかでかっこよく
憧れの職業のように見えるかもしれませんが
実働作業はそんな甘っちょろいものではありません。
まぁどんな仕事でも同じ事が言えると思いますが・・・。

ともかくこの本は、宇宙に職場をもとめる方だけでなく
いろんな人に読んで欲しい本ですね!
就職前の学生さんにもオススメ。
文章も平易ですので中学生くらいの方でも十分読めると思います。

マンガの方はフィクションですけど、こちらは正真正銘の実録。
やはりノンフィクションの

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