助産師の常識 (呼吸法の意味) | 石川県 金沢 野々市 周産期ケア専門助産師の整体 le・chalet

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石川県で助産師.ル・シャレー代表の平井ひとみです。周産期ケア、分娩整体事業、ガスケアプローチ、「助産塾」「整体塾」のセミナー事業をしています。分娩が楽に!をモットーに妊娠中からケアをし、助産師やセラピストにも普及しています。

石川県で助産師らしいことは最近していないけど、妊婦さんのケアと助産師さんの育成に力をいれている平井ひとみです


ながーい前置き。


さて今回は呼吸法についてです


インナーユニットといわれる筋肉があります。

お産ではこのインナーユニットがかなり重要な役割をします。


でも助産師さんに

「分娩時の呼吸法の意味は?」と尋ねると

①リラックス

②自律神経?

③赤ちゃんに酸素をあげるため


と言う答えが出てきます


でもきちんとした呼吸が出来ていないと、

このどれも役に立ちません!


①力を抜けることはないし

②交感神経優位だし

③吸っても吸っても、心拍は下がります

(しっかり吐けてないから)


でも陣痛の時に助産師さんは

「息はいてー」

と言います。


私はインナーユニットを風船でお話しします


A:買ったばっかりの風船

B:何百回も膨らませたり空気を抜いたりした風船


この2つでは、空気の抜け方が違います

風船の中に、臓器が入っているとイメージしてください


Aは、臓器ごと持ち上げるほど縮む力がある風船

Bは、臓器の重みで、上に持ち上がらず、縮まないので、空気がでなくなるので、手を使って握り潰して空気を出す風船


いくら息を吐いていても、Bのようなインナーユニットの場合は、きっと臓器も下がり、あまり効果的ではありません!


ここからが大事。


肋骨(+肩甲骨)と姿勢と骨盤が大事!


肋骨の動き、肩甲骨周りの動きが悪い、姿勢が悪い、座り方が悪い場合は、呼吸がしにくいはずです。


まずはここからです!


これを分娩からでもトレーニングを始めることがありますが、

できれば、

妊娠中からトレーニングする方がいいですよねー。


肋骨を動かすことからまずははじめてみましょう


単に

息はいてー!は卒業したいです物申す