- かぜのでんわ/金の星社
- ¥1,512
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昨日図書館で借りてきたばかりの絵本です![]()
新作のところに置いてあったのと、いもとようこさんの絵に惹かれて借りました。
山のてっぺんに置かれている、電話線の繋がっていない電話。
その電話は「もう会えなくなった人に思いを伝えると、必ずその人に届く」と言われています。
子供向けの絵本なので「もう会えなくなった理由」は明確には書かれていませんが・・・
お兄ちゃんに会いたいと願うたぬきのぼうや。
子供に会いたいと願ううさぎのお母さん。
妻に感情をぶつけるきつねの夫。
読み聞かせながら、涙が止まりませんでした。
つい最近、従姉が娘を事故で亡くし、悲しみに沈んだ姿を見たばかりだったので尚更だったのかもしれません。
この「風の電話」は実在します。
岩手県大槌町在住のガーデンデザイナー、佐々木格さんの自宅に庭に設置されています。
佐々木さんは震災の前から考えていたのだそうですが、多くの人の心の復興のきっかけになればと実現させたのだそうです。
この絵本は、この風の電話を元に作られたお話です。
震災だけでなく、大切な人に会えなくなり、会えなくなった人に思いを伝えたいと思っている方ならどなたでもいらしてください、と絵本の最後にありました。
限りなく悲しいけれど、限りなく優しい。そんな一冊です。

