最近よくきいています![]()
ヨルシカさんの曲は
どれも日本語の美しさを
感じさせる歌詞で
世界観が凄く好きです![]()
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「食べる」ということを
あえて「食む」と表現しているのも
趣きがあるなあと思いますし
歌詞の中にでてくる
「桜の散りぬるを眺む」も
いろはにほへとを連想させて
凄く美しい綺麗な表現だと思います![]()
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だいぶ前に学校で習ったものなので
記憶は曖昧ですが笑、
いろはにほへと(色は匂へど)
ちりぬるを(散りぬるを)は
色=花(桜)が鮮やかに美しく色づいても
いつかは散ってしまう儚さを
うたっていましたよね![]()
「眺む」という表現も古文では
ただ見るというよりは
物思いにふけっている姿を
表していたはず…![]()
(間違ってたらすみません)
こうして考えると
昔の言い回しをあえて使うことで
歌詞のもつ意味や世界観が広がったり
普段あまり意識することのない
日本語独特の
曖昧で柔らかな表現がもつ
優しさや美しさあたたかさを
改めて感じられる気がします![]()
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ちなみにこの曲は
消費社会で疲れ切った心を
優しく包み込むような曲にしたいという
思いで作られたそうです![]()
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目に映るものの価値を
お金で推し量ろうとしたり
スマホ一つで何でも簡単に物が買えたり
そんな社会にのみこまれて
心が疲弊して
自分自身が嫌いになったり
自分の存在意義が分からなくなる…
そんなことが当たり前に起こる
世の中だけれど
貴方の価値はお金でははかれない程に
尊くて揺るぎないものだということ
世の中には
物を買うよりもお金よりも
もっともっと
美しく心を動かされるものが
実はたくさんあるのだということを
この曲は伝えてくれている
気がします![]()
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この曲をきくといつも私は
小さい頃に祖母と手をつないで
歌を歌いながらのんびりお散歩をした
懐かしい日々を思い出して
心がじんわりあたたかくなります![]()
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あの頃は
周りの大人から守られ愛され肯定され
誰と比較することもなく
ありのままの自分で生きていたし
毎日小さな発見や小さな幸せに気づき
素直に心を弾ませることが
出来ていたけれど
大人になるにつれていつのまにか
誰かと自分を比べて自信を無くしたり
事あるごとに自分を責めたり
マイナスな感情や疲労感を感じる毎日が
当たり前になっていること
それでも
自分の価値を何かに当てはめて
考える必要なんてないのだということ
私には私にしかない価値があって
一人ひとりが特別な存在であることを
この曲をきくと改めて
気付かされます![]()
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昔の人たちの暮らしは
今とは比べようもないほどに
不便だっただろうけど
今なら簡単に見落としてしまう
ささやかな季節の移り変わりや
気温や景色、それに伴う心の変化を
これだけ的確に綺麗な言葉で
表現して文に残していたなんて
心は今の人より
よっぽど豊かだなあ
今私が見ている窓の景色も
昔の人がみたら
心動かされるものがあるのかも
しれないなあと
風にゆれる銀杏の木を
ぼんやり眺めながら
昔の言い回しや言葉の美しさに
心の中で凄く感動していた
高校の古文の授業を
ふと思い出します![]()
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言葉の美しさに感動するなんて
ちょっと大袈裟に思えますが
HSP気質の私は実際に
古語に惹かれたことをきっかけに
高校時代は古文が大好きになりました笑
最近色々なことに
興味があるせいか
ヨルシカさんの曲をきくと
日本語にも興味が湧いてきて
日本語の文法や古語の勉強を
趣味で始めてみようかな…と
思ったりもします![]()
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皆さんも是非
ヨルシカさんの曲
きいてみてください![]()
最後まで読んでくださり
ありがとうございました![]()
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……………以下、歌詞抜粋……………
貴方だけ 貴方だけ
この希望をわからないんだ
売れ残りの心でいい
僕にとっては美しい
春が咲き 花ぐわし
桜の散りぬるを眺む
貴方しか 貴方しか
貴方の傷はわからないんだ
口を開けて歌い出す
今、貴方は風を食む
冬籠り 春が先
貴方の歌だけが聞こえる
今、口遊む貴方だけ
貴方だけ