先日もんちゃんの鼻風邪が再発したことは記事にしたのだが

病院で薬をいただいて毎日飲んでいるが

なかなか完治しない。

そして寝かせると鼻がつまってしまい夜中にむずがって泣く。

そのたびに私は半分寝ながら起き出して

もんちゃんをおんぶし 厚めのおんぶはんてんを

かけて 家中をウロウロした。

しばらくするともんちゃんが寝息を立て始める。

何度目かにおんぶしたとき キッチンの窓から外を眺めた。

うっすらと夜が明け始めている。

ふぅ・・・。寝不足だなあ。

ちょっとため息が出る。

でも、自分が子供だったころを思い出す。

大病こそなかったものの、

おてんばな私は怪我は本当によくしたし

風邪をひいて熱を出したりすることは

よくあったと思う。

そして母は眠気と戦いながら ぐずる私の看病を

一生懸命してくれたのだろう。

私は専業主婦だが 母は仕事を持っていたから

寝不足は本当に辛かったかもしれない。

それでも思い出すのは

「具合が悪いんだねえ、可哀想可哀想」

そう言いながら優しく体をさすってくれた事。

母が触ってくれるだけで 痛みや苦しみが半分になるような気がした。

そうだよな、私だってもんちゃんの

苦しみを半分にしてあげられるんだよきっと

母になったんだから。


そんなことを考えながら ますます明るくなっていく

窓の外を眺めている。

そしてまた寝息をたてているもんちゃんを

ベッドにおろして髪をなでてやった。

何度寝かしつけてもすぐにぐずり始めるもんちゃんに

正直ちょっといらいらしていたりもしたけれど

苦しくて辛いのだから仕方ないじゃないか。

私が辛いのね可哀想にね お母さんがついているから

大丈夫だよ
って言ってあげなくてどうするんだ。

そう思い直して反省した。

母に感謝の気持ちを改めて持ち直すと同時に

母の強さと優しさを持とうと誓った午前4時だった。