「・・・あ。」

今日は一月一日。年末の大掃除やら何やらでバタバタしていて、すっかり忘れていた。

今日は私にとって、新年が始まる日…ではない、とても大切な意味のある日。

でも、何も用意できていない。

あの人は笑って許してくれるかな…。

もしかしたら少し寂しそうな顔を見せたりして。


今からでも…

あの人がこの世に生を受けたことのお祝いをしたい。

どれだけ私が、あなたと出逢えて幸せなのか…その気持ちを伝えたい。


「一さん…」

そっと着物の袖を掴んで声を掛ける。

「どうした?」

私を気遣うように優しく頭に乗せられる手に、胸がきゅんとなる。

「あのね…大好き。」

「…っ。」

唐突な私の告白に、彼の頬は朱に染まった。

照れている…私が一番好きな顔だ。私だけが見ていたい、顔。

「一さん、昔も今もこれからも…あなただけを見ています。」

「…それ…以上っ…」

えっ、と思った時にはもう、一さんの腕に抱き寄せられていた。

「…それ以上、か…わいいことを言うな、と言ったのだ…っ。」

一さんの手が私の頬に触れる。優しい手。私の大好きな手。

「だって…今日は一さんの生まれた日なんです。」

…さっき思い出したんだけど。という言葉はもごもごと小さくなる。

「…!」

「だから…」

一さんに抱きしめられながら、私は少しだけ背伸びをする。

「大好きなあなたが生まれてきてくれたことに…感謝しています。」

そう言って、私から一さんへ口づけた。
一さんは、一瞬目を見開いて固まっていたが、

「…生まれた日にこうしてお前と過ごせている。こんな幸せなことは他にはない。」

いつもより饒舌に語ってくれた。

「…ありがとう。」

二人の目線が絡み合い、どちらからともなく、その唇が合わさる。

もう二度と離れまい、というように。来年もこうして二人で新年を迎え、生まれた日を祝おう、という誓いを込めて・・・。


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一月一日。今日は斎藤一さんの誕生日です。
今朝起きて、思い出し…何も準備してない(>_<)って思いまして。

急遽、布団から出る前に考え、打ち込みました(笑)

でも。一番…ほかの誰より好きなんですよ、一さん(*^^*)

お誕生日、おめでとうございます☆☆

あ。一つ前に予定に書いてた【総司のお年始参り】も更新されてますので、よかったらそちらもよろしくお願いします!