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雪かきを始めて1時間が過ぎた頃。
「そろそろいいかしらね~。」
主任と所長が見に来て、近藤たちに声を掛けた。さすがは、雪かき慣れをしている男手がたくさんあると、いつもの倍くらい早く作業を終えた。
駐車場はすっかり綺麗になった。ただ、空からはまた、雪があとからあとから落ちてきて、すぐに同じくらい積もってしまうのだろうけれど。
でも、綺麗に雪かきをした上に積もるのと、何もしない状態でひたすら積もっていくのとでは、天と地ほどの違いがある。だから皆、朝も晩も積もるたびに雪かきをするのだ。
「しかし、こちらは女性ばかりで冬は特に大変ですな。」
「そうね~。でも、やるときはやるのよ。私達も。」
「そうだな、女は強い。…俺の姉や総司の姉を思い出してみろ、近藤さん。」
「…それもそうだな。」
土方にそう耳打ちされて、近藤はがはがはと笑った。
「みなさん。温かいお茶を用意しましたので、こちらへどうぞ~。」
「真樹先生お手製のケーキもあるらしいぜ。」
さっき左之と一緒に中へ入って行った先生と左之が玄関から顔を出して声を掛けた。
「お。やったね。」と平助。
「先生!俺の雄姿、見てくれましたか??」と新八。
左之がいつの間にか先生の名前まで聞いていることには気づいていないようだ。
でもまぁ、知らない方が幸せだろう…この二人にとっては。
「せんせ。…はい。手袋ありがと。あ、そうだ。これ、この次も貸してよ。」
「え…また来てくれるんですか??」
背の小さい先生は頬を緩める。
「まぁ、仕方ないからね。」
ぶっきらぼうにそう言うけれど、沖田なりの肯定表現だ。
「ありがとうございます!」
この、微笑ましい二人の光景をこっそり見ていたのは土方と近藤だった。
「彼女、あいつに合ってるかもしれねぇな。」
「そうだな~トシ。…良かったなぁ。」
近藤なんて、目に涙まで浮かべている。二人にとって、総司はいくつになっても弟のような存在だった。
「斎藤さ~ん、靴の中冷たくない?」
「な、何故それを??」
「あはは。あれだけ埋まってればそりゃね~。ほら、脱いで。あっちのストーブで乾かしてきてあげる。お茶飲んでる間、少しでも乾いた方がいいでしょ?」
「ちょ、何をする。そんなに引っ張るなっ…!」
姉御肌の先生に、無理やり靴下を脱がされ裸足になった斎藤。保育所の床は床暖が入っているようで、冷え切った素足にも気持ちが良い。
「ふむ…。」
「あ、斎藤さん。…さっきの約束、忘れないでくださいね。」
いつの間に戻ってきたのやら、また耳元でそんな風に言われては…
「あー!また耳まで真っ赤だ。」
「…っ…れ!」
「え…?」
「少し黙ってくれ。」
「あ…ごめ・・・」
「礼が言えぬではないか。雪から助け出してくれたり、その…俺の濡れた靴下のことも…色々と感謝している。それから…」
「はい…。」
お返しとばかりに、彼女の耳元に顔を寄せる。
「先ほどの願い、確かに引き受けた。だが…別に会うのに理由など必要ない。」
顔を上げると彼女の頬も赤く染まっている。
「お前が会いたいと思うときに…。」
その脇で、
「主任、なんだかここだけ春ね~。」ズズッ
「そうですね~。」ズズッ
所長と主任が、おほほほ~とお茶をすすっていた。
本当の春はまだ遠い。これからが冬本番。
もしも雪かきでお困りの方は、いつでも『何でも屋★新選組』までお声掛けくださいね!
担当、山崎烝まで。どうぞ宜しくお願い致します!
★おわり★
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すみませんww
おふざけ入りのお話に最後までお付き合いいただきありがとうございました( ̄▽+ ̄*)
でもね、ちょっとリアルネタも使いながらとても楽しく書けました![]()
それが一番ですよね![]()