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「おりゃ!ふんっ!」
「まぁ、永倉さんって、力がお強いんですね~。」
「ま、まぁな。」
「頼りになりますね。」
「そ、そうか?じゃぁ、あんたらは暖かい部屋で休んでいるといい。ここは俺らが引き受けた!」
「そんな~これを運ぶくらいなら私達でも…。」
「いやいや。か弱い先生方にそんなことはさせられません。おい、平助!!へーすけ!!」
「っんだよ、新八っつあん!こっちは…はぁはぁ…重い雪の塊を運んで行ったり来たりして、結構しんどいんだぜ!」
「な~に言ってやがる!じゃぁこっちと変われ!!」
そう言って平助からダンプを奪って、雪をたくさん積んで隣の空地まで走って捨てに行く新八。
それを見て、この場所に割り当てられた先生たちは、
「わ~!さすが永倉さん。私達の出る幕がないわ~。」
「ほんとほんと。お言葉に甘えて全部お願いしちゃおうかしら。」
戻ってきた、新八に近づいて言う。
「も、もちろんだとも。任せてくれよ~。」
「…新八っつぁん。なんか、良いように乗せられてる気がするぜ。」
「平助。あんな大人にはなるなよ。」
と言いながら、左之は
「さぁさぁ、体が冷える前にこっちに…。」
とその二人の先生の肩を抱いて中へと入って行った。
「左之さんまで…。俺の周りには見本になる大人はいねぇのかよっ!!」
平助は八つ当たりのように、門の横の氷の山との格闘に集中した。
そんな平助と新八のおかげで、30分もしないうちにあんなにあった雪山はすっかりなくなって、駐車場はだいぶ広くなった。
「まぁ、これはこれで、気持ちがいいな♪」
空に少しだけのぞいている青空のような心になった平助なのでした。
4に続く。