「近藤さ~ん!あけましておめでとうございます♪」



「お、総司か。新年の挨拶に来るなんて感心、感心。」



「・・・おい、総司。俺もいるんだが…。」



「あれ、土方さんもいたんですかぁ??全然気が付かなかったなぁ。」



「てめぇ…。」



「まぁまぁ、トシ。総司も悪気があったわけじゃあるまい。」



「ったく。近藤さんはいつもいつも総司に甘すぎるぜ。」



「ねぇ…土方さん。」



「…あぁ?」



「あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします!!」



土方さんの目の前で膝を折り、手を付いて頭を下げてそう言うと…



「な、何だよ…かしこまって…おめぇらしくねぇな。」



「そうですかぁ??…いつもお世話になっている土方さんですから。」



にこっと満面の笑みを浮かべて見せる。



「…何か企んでます、って顔だな…。」



「あれ?バレました??」



「さすがはトシだなぁ。総司のことをよく分かっている。」



「いやそこ、感心している場合じゃねぇ!」



「へへへっ。土方さん、正月と言ったらアレですよ、アレ。僕、アレの為にわざわざあんな堅苦しい挨拶をしに来たんですから。」



「はぁぁぁぁ…。」



「どうした?トシ?」



「んなことだろうと思ったぜ。どうせ、お年玉でもせびりに来たんだろ??」



「おぉ、そうだったな。ほら総司。今年もよろしく頼むぞ!」



「わぁ、さすが近藤さん。ありがとうございます!!」



「・・・・。(こいつにこのまま素直に渡してやるのも癪だな。)



そう考えながら、ふと部屋の隅に目をやると…先日、中庭で拾った紅色の鞠が目に入った。どうせよく総司と遊びに来る子ども達の誰かの忘れ物だろうと思い、後で総司に渡してやろうと思っていたのを今日まで忘れていた。



鞠か・・・丸い・・・玉!!



「…!!



「…土方さん?」



「総司、アレとやらをくれてやる。…両手を出せ。」



「本当ですか?まさか土方さんからも貰えるとは思わなかったなぁ。なんだか催促したみたいで悪いなぁ。」



そう言って、満更でもない顔で笑う総司の手の中に、鞠を落としてやる。



「“おとし、だま”・・・だ。」



「ト、トシ…お前…。」



「…土方さん、面白くないですよ。」



「阿呆。お前があからさまにお年玉をせびりに来るからだ!俺だって、ちゃんとしたものを用意している。」



ったく、いつまで経ってもこいつはガキで仕方ねぇ。京に出てくる前、あの人に頼まれてなくたって、目が離せねぇのは変わらねぇな。



ただ、この変わりやすい世情とか人々の思想とかの中で、こいつだけは変わらずに、近藤さんや剣術だけを信じている。



そんな総司だからこそ、俺らは…



「総司、ほら。本当によろしく頼むぜ。…今年も。その先も、な。」



「…えぇ。もちろんです!土方さん、近藤さん。」



僕は決めているから。何があっても、この人たちに着いていくってことを…!






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あけましておめでとうございます!昨年は大変お世話になりました☆

今年もこういう小説を書き続けていきたいと思います。

一人でも二人でも楽しんでくださる方がいてくれたら嬉しく思います♪



薄桜鬼はもちろん、今後は図書館戦争や少年陰陽師の二次小説も書いていきたいな~って考えています^^*



そんなわけで、きっとのんびり更新の莉愛ですが、今年もどうぞよろしくお願い致します!


今月前半は、半年企画の小説を順番にお楽しみくださいニコニコ