急に思い立って書いた短編です。


沖田×斎藤も好き♪


イメージと違うところがあったら、ゴメンナサイ。。。


BL風味醸し出してるかもしれませんが、このくらいなら全体公開でもいいかな~w


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「うっ…」



『お前の・・・せいで…!』



「…俺の・・せい・・」



『お前の手は…穢れている…』



「…っ」



『血濡れの・・剣客め…』



「くっ…」






****************





「一くん?・・・一くん!」



…誰かが俺の名を呼んでいる…?



「…いい加減に起きなよ。」



目を開けると、目の前には見慣れた顔…総司がいた。



「…なんだ、あんたか。何用だ?」



「ひどいなぁ。一くんが夕餉の刻になっても来ないから呼びに来てあげたのに。」



「そ、そうか。俺はついうたた寝を…。」



思い出した…今日も巡察で、俺は不逞浪士を斬った。新選組の為に己の手を汚すことなど、平気なはずだった。だが…今の夢は…。俺にはまだ…覚悟が足りないのだろうか。



ふぅと息を吐き、自分がひどく寝汗をかいていることに気付く。



「総司。すまないが先に行っていてくれるか?俺は井戸へ寄ってからすぐに向かうとする。」



呼びに来てくれた総司にそう言って俺は起き上がり、部屋を出て行こうとしたのだが…



「ねぇ…ひどくうなされてたけど?」



総司が俯きながら俺の腕を掴み問いかけてきた。



「心配無用だ。」



総司の心配とも取れる言葉をそう一蹴(いっしゅう)して、その腕を振り払って部屋を出ようとする。



「今日も不逞浪士を斬ったんでしょ?…夢にでも出てきた?」



「・・・。」



ずばり思っていたことを言い当てられて、不覚にもドキリとする。



「…あ。当たった?」



総司は、なぞなぞを当てた子どものような無邪気な笑顔を見せた。



「…っ。」



総司も、俺とそう変わらないくらい浪士を斬っているはず。でも、こいつは以前と変わらず近所の子どもたちと遊んだり、誰彼構わず冗談みたいなことを話したりしている。



そう…まるで、穢れを知らない幼子のようなこの顔で。



「何故…」



思わず俺は総司に向き直り、呟いた。



「ん?」



「何故、あんたはそんな顔でいつも笑っていられるのだ?…あんたもたくさん…」



“人を殺しているだろう…?”



その言葉が喉まで出かかって、止めた。



「一くん…。って、意外と色んなこと考えてるよね。副長の命令に忠実に動いてるだけに見えてさ。」



痛いところを突かれて俺は言葉に詰まった。



命令に従うのは俺の義だからだ。俺は新選組には恩がある。剣しかない俺が再び生きられる居場所をくれたのが新選組だ。だから、その為には何でもやれる…やってみせると、あの日誓った。



だが、今日みたいな夢を見るのは初めてではない…いつからだったかは、もう忘れた。








後編 へ続く