タッタッタッ…。ある程度走ったところで、僕は歩きに変えた。
「はぁはぁ。」
心臓がドキドキしているのは、今走ってきたから。そう思いたいんだけど。
「…びっくりした。」
思わず呟いて、息を吐く。
美波ちゃんの家の前を通りがかった時、たまたま玄関が開いたから、ちょっとからかってやろうと思って顔を出したんだけど…
「美波ちゃんってあんなに…」
自分の方が何故だか動揺させられてしまったのが悔しい。
「…きっと、ブレザー姿が見慣れなかっただけだよね。」
そう自分に言い聞かせると、僕は、さっき真っ赤になって焦っていた美波ちゃんを思い出して、やっぱりからかいがいがあるな~と一人、笑いながら学校へ向かった。
…これからますます楽しくなりそうだ。
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