はじめくんもおうちがきんじょで、あかちゃんのときからいっしょにあそんでいるの。あたしたち3にんは、『おさななじみ』っていうやつみたい。



はじめくんは、あたしがそうじくんにいじめられてないていると、いつもたすけてくれるんだ。いつもこわいかおしてるけど、とってもやさしくて、だいすきなの。



でも、はじめくんはあたしのことどうおもってるのかなぁ。



そうじくんは、あたしのこと、きらいなんだとおもうけどね。



だって…



いじわるってきらいだからするんでしょ?!






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「別に。総司を見てられなかっただけだから。」



そう言って一くんは、砂場に戻って行った。僕は鬼ごっこの鬼から逃げながら、二人の様子を伺っていたんだけど…。



「・・・」



一くんが砂場に戻っても、美波ちゃんはじっと一くんのことを見つめていた。



「美波ちゃんは、きっと、一くんのことが好きだよね…。」



そっと小さな声で呟いてみる。そしたら、なんだか、胸のあたりがきゅって苦しくなる感じがして…



「あーー!」



思わず僕は大きな声を出していた。一緒に鬼ごっこをしている子たちはびっくりしてこっちを見たけど、美波ちゃんは一くんを見ていて、僕には気づかない。



「…次はどんないたずらをしてやろうかな。」



僕はそのことばかりを考えながら、追いかけてくる鬼の子をひょいひょいとかわしながら走った。






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小学校に上がってからも、総司の美波いじめは続いて、他の同級生の男の子たちも面白がってからかったものだから、美波は乱暴な男の子が苦手になってしまった。そんな美波をいつも助けてくれたのは、やっぱり一だった。



そんな3人はそのまま成長し、とうとう、3人とも地元のS高校に入学することになった。







・・・この物語は、そんな3人の高校生活を描いていきます。