何のために生きているのかもわかっていない半端もんの俺が、これまで面倒を見てくれたじいさんの役に立てるっていうなら…

「やってやるよ、神主。」

「おぉ、そうか…」「ただし!」

俺はじいさんの言葉を遮って、一番伝えたいことを言った。

「あくまで“代わり”だからな!俺はまだ学生でバイトみたいなもんだ。…誠神社の神主は勇吾じいさん一人だから、絶対戻ってきてくれよ!」

「…っ、あぁ。わかっているとも。」

その目は潤んでいるように見えた。詳しい話は明日にでもするからと祖父は部屋を出て行った。

「…じいさんの背中、あんな小さかったか…。」

じいさん孝行らしいこと、今までしてこなかったからな…というか、

「ここの神主ってなにすりゃいいんだ…?」

まぁ、明日聞けばいいか。
それよりも、ここ2日間で色々ありすぎだ…頭の中がごちゃごちゃしている。

…今日は早めに寝てやろう。俺は早々に布団へ潜り込んだ。



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