「…あ、気が付いた?」
あの後、俺は会場の医務室に寝かされていたらしい。目の前には心配そうな姉貴の顔があった。姉貴のこんな顔は久しぶりに見た気がする。隣には総一郎の姿もあった。
「…どうせ、カッコ悪いとか思ってんだろ?」
言われる前に自分から言ってやれと思い、俺は総一郎に声をかけた。
「ふんっだ。…まあまあだったよ、ばかせいや!」
そう言うと総一郎は部屋を飛び出していった。
「ったく、素直じゃないとこは誰に似たのやら。最後に倒れちゃったのは確かに残念だったけどね。総一郎はあんたの剣道を見て、感動してたわよ。気迫が伝わったんじゃないかしら?」
姉がやれやれといった様子で微笑むと、総一郎を追いかけて部屋を出て行った。
「…くそっ。」
だったらなおさらあの風間千影ってやつに倒されてちゃ駄目だろう。
「やってやろうじゃねぇか。」
来年のインカレもまて出てやる。そこでまた奴と勝負ができるはずだ。
「次は総一郎にいいところ見せようとか、そんなんじゃねぇ。…俺自身の為に闘ってやる。」
あの後、俺は会場の医務室に寝かされていたらしい。目の前には心配そうな姉貴の顔があった。姉貴のこんな顔は久しぶりに見た気がする。隣には総一郎の姿もあった。
「…どうせ、カッコ悪いとか思ってんだろ?」
言われる前に自分から言ってやれと思い、俺は総一郎に声をかけた。
「ふんっだ。…まあまあだったよ、ばかせいや!」
そう言うと総一郎は部屋を飛び出していった。
「ったく、素直じゃないとこは誰に似たのやら。最後に倒れちゃったのは確かに残念だったけどね。総一郎はあんたの剣道を見て、感動してたわよ。気迫が伝わったんじゃないかしら?」
姉がやれやれといった様子で微笑むと、総一郎を追いかけて部屋を出て行った。
「…くそっ。」
だったらなおさらあの風間千影ってやつに倒されてちゃ駄目だろう。
「やってやろうじゃねぇか。」
来年のインカレもまて出てやる。そこでまた奴と勝負ができるはずだ。
「次は総一郎にいいところ見せようとか、そんなんじゃねぇ。…俺自身の為に闘ってやる。」