こんな拙い駄作を読んで下さっている方…感謝です(ノ△T)

では③です~

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今日の昼の巡回は斎藤さんの組らしい。


まだ屯所の外に出ることを許されていない私は、


入口で見送るだけだ。


「斎藤さん…お気をつけて下さいね。」


「あぁ…。」


と頷いて、斎藤さんは自分の組の隊士さん達に声を掛け、出掛けてしまった。


私は仕方なく、部屋に戻ったのだった。




「あーぁ。今日は何をして過ごそうかなぁ。」

部屋に戻ると出るのはやはり溜め息と独り言…。


何もすることがなく部屋にいるだけ、という日が何日も続くとさすがに気が滅入ってくる。


そう…まるで今日の空模様と同じどんよりとした雲が、

私の心にもかかっているようだ。


「せめて晴れてくれてたら…

 今夜は織り姫と彦星が一年ぶりに会えるんだなぁって、

 少しは幸せな気持ちになれるのに…。」


と、私は恨めしい顔で空を見上げていた。


すると、

「あ…」

空にかかった雲から、音も無く雨が降ってきた。


落ちてくる雨に勢いはないが、今巡回に出ている斎藤さん達は濡れてしまうだろう。


「斎藤さん…風邪、ひかないといいけど…。」


と、無意識に呟きが洩れて…

ハッと頬に手をやった。




父様を探しに京に出て来て、ある事情で新選組に置いてもらっている私が…


『女を屯所に置くわけにはいかない』と土方さんの命令で、男装を続けている私が…




“彦星”を想う織り姫になってはいけない・・・