こんな拙い駄作を読んで下さっている方…感謝です(ノ△T)
では③です~
***********
今日の昼の巡回は斎藤さんの組らしい。
まだ屯所の外に出ることを許されていない私は、
入口で見送るだけだ。
「斎藤さん…お気をつけて下さいね。」
「あぁ…。」
と頷いて、斎藤さんは自分の組の隊士さん達に声を掛け、出掛けてしまった。
私は仕方なく、部屋に戻ったのだった。
「あーぁ。今日は何をして過ごそうかなぁ。」
部屋に戻ると出るのはやはり溜め息と独り言…。
何もすることがなく部屋にいるだけ、という日が何日も続くとさすがに気が滅入ってくる。
そう…まるで今日の空模様と同じどんよりとした雲が、
私の心にもかかっているようだ。
「せめて晴れてくれてたら…
今夜は織り姫と彦星が一年ぶりに会えるんだなぁって、
少しは幸せな気持ちになれるのに…。」
と、私は恨めしい顔で空を見上げていた。
すると、
「あ…」
空にかかった雲から、音も無く雨が降ってきた。
落ちてくる雨に勢いはないが、今巡回に出ている斎藤さん達は濡れてしまうだろう。
「斎藤さん…風邪、ひかないといいけど…。」
と、無意識に呟きが洩れて…
ハッと頬に手をやった。
父様を探しに京に出て来て、ある事情で新選組に置いてもらっている私が…
『女を屯所に置くわけにはいかない』と土方さんの命令で、男装を続けている私が…
“彦星”を想う織り姫になってはいけない・・・
では③です~
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今日の昼の巡回は斎藤さんの組らしい。
まだ屯所の外に出ることを許されていない私は、
入口で見送るだけだ。
「斎藤さん…お気をつけて下さいね。」
「あぁ…。」
と頷いて、斎藤さんは自分の組の隊士さん達に声を掛け、出掛けてしまった。
私は仕方なく、部屋に戻ったのだった。
「あーぁ。今日は何をして過ごそうかなぁ。」
部屋に戻ると出るのはやはり溜め息と独り言…。
何もすることがなく部屋にいるだけ、という日が何日も続くとさすがに気が滅入ってくる。
そう…まるで今日の空模様と同じどんよりとした雲が、
私の心にもかかっているようだ。
「せめて晴れてくれてたら…
今夜は織り姫と彦星が一年ぶりに会えるんだなぁって、
少しは幸せな気持ちになれるのに…。」
と、私は恨めしい顔で空を見上げていた。
すると、
「あ…」
空にかかった雲から、音も無く雨が降ってきた。
落ちてくる雨に勢いはないが、今巡回に出ている斎藤さん達は濡れてしまうだろう。
「斎藤さん…風邪、ひかないといいけど…。」
と、無意識に呟きが洩れて…
ハッと頬に手をやった。
父様を探しに京に出て来て、ある事情で新選組に置いてもらっている私が…
『女を屯所に置くわけにはいかない』と土方さんの命令で、男装を続けている私が…
“彦星”を想う織り姫になってはいけない・・・