「なんで母さんはわかるのさ」

母「だって数珠に御守りはお稲荷様の物、しかも狐の毛で結われた数珠に御守りよ?憑かれやすいあんたへって頂いた強いものなんだから」

父「効力も通常よりもあり得ないものなんだからねえ」

と父

確かにそうだ。

本人、もしくは親類関係ならそりゃ効力なくて当然。

母「そういうこと。悪いことしたら御札を張って祠に縫いつければよし」

父「母さんは怖いなぁ」

父は大笑いした

他人事みたいな感じだ

まぁ・・・・良いか、気持ち悪い子じゃないし

「ま、成仏とかでいなくなるまでは悪いことしなければいいからさ」

おれは苦笑して母さんが用意した朝ご飯を食べて自分の部屋に戻る

ふと、疑問が起きた

化け狐とかがわからない・・・

「お前、お稲荷様とか知らないの?」

“え?お稲荷様は分かるよ?狐の神様。”

バカにするなと言った感じの表情を浮かべて答えた

「じゃあ、過去の記憶はある?」

“わかんない。お稲荷様と遊んだ記憶はあるけど”

「君の名前は?」

“え、え~と・・・天津根 李伊奈”

と、指で漢字を書いた。
DQNネームっぽい

“人の名前を馬鹿にするのは失礼。”

「御免御免。李伊奈はなんで俺に憑いたの?」

“それ”

御守りを指差した

“それが私をあなたと繋ぎ止めた”

と李伊奈が言う

しかし、数珠に触れたときのあの苦悶の表情・・・なぜだ

“・・・幽霊だから触れるのは痛いの”

なるほどな


一応女の子の名前はわかった

正体は未だ未解決だが

悪い子ではないと言うことはわかったのでよしとしよう