「うい~・・・大掃除終わったぁ・・」

家の大掃除が終わった・・
やっぱり天狐には力仕事はさせたくないから大半は俺が終わらせた

美狐「パパおつかれ~」

真狐「お疲れ様。はい、麦茶」

美狐と真狐が麦茶のボトルとコップをもって駆けてきた

「ありがとう。ママは?」

美狐「ママはね、パパの洋服片づけてるよ」

「俺の?」

真狐「パパのタンス入れ方汚いからだよ」

「ちょっと手伝ってくるよ」

俺は少し急ぎ足で部屋に入る

天狐「あら、りょう。どうしたの?」

天狐は洋服を畳んでいて、こちらを見て首を傾げていた。
なんだか幸せそうな顔をしていた
俺は正直だらしないと怒られるかと思っていた

「あれ?怒らないの?」

天狐「なんで叱らないといけないのよ。男の人はこういうの苦手なんだから仕方ないわ」

天狐は鼻歌を歌いながらタンスに洋服を仕舞う
鼻歌は俺が好きな曲、スノースマイル。
まぁ、グループ名は言わないけど。

「楽しそうだな」

天狐「バカね。楽しいに決まってるでしょ?結婚して初めての年越しの準備じゃない」

天狐は跳ねるような一歩で俺に近づいて上目遣いで俺の目を見つめた。

天狐「あなたは嬉しくも楽しくもないの?」

「そんなわけあるか。楽しいし嬉しいよ。」

俺は天狐の頭をなでた
俺より年上なのに低い背・・
俺より大人な性格なのに俺についてきてくれる萌えもん、いや、愛しい人・・

天狐「私のこと大人だと思ってるでしょ」

頭を撫でられながら天狐は呟いた

「俺よりは大人だよね」

天狐「それはあなたの固定概念よ?私ね、あなたに撫でられるのが・・」

天狐は目をそらして頬を染めた

天狐「一番好きなの」

天狐は赤くなった顔を隠さずに笑った

「そうだったんだ。知らなかったよ」

天狐「まだ好きなことあるわ。抱きつかれたりするのも好きなの。触れてくれるだけでもいいの。」

天狐は俺の手を掴んで自分の頬に当てた

天狐「手、暖かいね。でも・・大掃除の途中だから、終わるまでお預け。」

天狐は手を離してにこにこしながら掃除の続きを始めた

「手伝うよ。力仕事は終わったし、やることは終わらしたから」

俺は掃除機を手にした

天狐「いいの?疲れてないの?」

天狐はいつもより大人な口調ではなく柔らかな口調で言う

「疲れてるから、疲れをとるよ・・」

天狐「ん・・んむ・・ふあ・・」

天狐は抵抗せずに唇を許した

「よし、やるか」

天狐「もう///」

天狐は唇に指を突け嬉しそうにしていた。

「リビングを掃除するから天狐はコーヒー用意してくれるかな」

天狐「わかったわ。アイス?ホット?」

「アイスでよろしく」

天狐「はい、じゃあ用意しておくわ」










掃除が終わり、天狐に入れてもらったアイスコーヒーを飲みながらテレビを見ていた

美狐「パパ、遊び行ってきていい?」

真狐「私も一緒だから安心して」

美狐「まるで私が頼りないみたいじゃないかぁ」

美狐は真狐の一言に頬を膨らませながら怒る

天狐「喧嘩しないなら行ってきていいわよ。正し、キキョウシティまでよ?」

美狐・真狐「は~い」

天狐は美狐と真狐に約束を付けて了承した
自分の娘とはいえ二人は約束は破らないし聞き分けのよい子なので安心して見送れる

天狐「二人は元気ね。あなたはいつも通り眠そうね」

「いつも眠いさ」

天狐「自慢することじゃないわよ。ばか」

天狐は俺の肩に頭を乗せた

天狐「りょうは、私と睡眠どっちが・・んあ!?」

俺はキュッと尻尾を掴んだ。
尻尾はモフモフしていて気持ちがいい天狐の好きな部分の一つだ
ただ、敏感だから余り触れさせてくれないのが残念だ

「モフモフしてるなぁ・・」

天狐「あン///あふ・・ダメ・・んん//」

天狐はしがみつくように服を掴んで体をピクンとさせる

「ほんと尻尾は敏感だなぁ」

天狐「ダメだって///」

「わかった・・」

天狐「んっ///分かってないじゃない」

「だって甘い声上げるんだもん。やりたくなる」

天狐「キスで終わりにしてよ///」

「わかったよ仕方ないなぁ~。正直したいのに」

天狐「いいじゃない。まだ昼間よ?ちゅ・・ん」

天狐は自分から膝に乗り抱きついてキスをした

「天狐は以外にキス好きだね」

天狐「キス好きよ?だってあなたの顔が一番近くに見えるから///」

「俺も好きだよ天狐の匂いと温もりが大好きだから」









愛を確かめた大晦日は誰よりも負けない幸せな日になった