残念ながら登場2回目にして訃報をお伝えする結果になってしまいました。
5月8日(金) 他界しました
享年24歳でした
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150521/20/kapi-fukuoka/8b/be/j/o0567038613313865794.jpg?caw=800)
「ウォンバット」は野生で5年、飼育で20年が平均寿命と言われているそうなので、ゴロさんは人間で言えば90歳と大往生だったそうです。
http://www.kpfmmf.jp/hibiki_animal_world/
https://twitter.com/hibiki_kangaroo/status/599357097776517122
元々4回目の訪問を予定していた翌日5月17日(日)にそのまま弔いに行ってきました。
いつもと同じような入場口ですが
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150521/21/kapi-fukuoka/cf/63/j/t02200152_0567039113313908038.jpg?caw=800)
ウォンバットの看板には悲しい掲示が…
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150521/20/kapi-fukuoka/2b/06/j/t02200151_0567038913313865795.jpg?caw=800)
そして展示場には改めて現実を実感する掲示(>_<)
そんな中にも、ゴロさん顔形の「おしらせ」の形、「ゴロ」の印と飼育員さんの想いが溢れていました
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150521/21/kapi-fukuoka/2e/66/j/o0567039813313910288.jpg?caw=800)
その隣には驚く光景がありました
ゴロさんへのメッセージボード。
設置2日目にしてこの状態。みなさんそれぞれのゴロのイラスト、メッセージに込められた想いがまた心に沁みました。
私達も早速、ゴロさんへの感謝を記してきました
ゴロさんへ、メッセージを届ける方法はもう一つありました
ゴロさんんのお部屋の前にメッセージカードが設置してありました
ゴロさんの最近、若い頃の2種の写真のメッセージカードに書いて
「ゴロポスト」に投函します
そして「ゴロ」さんから缶バッジのお返しが
ゴロさんが居なくなった展示場
1週間が経ち、主が歩む事がなくなったからか、お花がすくすくと成長していました
そして、「ゴロ」さんの「お部屋」は亡くなって1週間経過してもそのまま、寝床のチモシーも置いてありました。
「ゴロ」さんがゴロゴロしていた場所
でも飼育員さんの数々の仕掛けで、まるでまだゴロさんがいるかのような温かい空気が流れていました。
これからも、少しずつゴロさんに関係する展示物や偲ぶ企画を用意して、ゴロさんがいなくても心の中のゴロさんを感じてもらえるようにしていただけるそうです。
ゴロさんの最期についてはまた後ろの方で報告させていただきます。
http://www.kpfmmf.jp/hibiki_animal_world/
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さて、私達はたった3回しかゴロさんに会う事ができませんでしたがその3回目。
最後に会ったのはGW直前の4月26日。亡くなる12日前のことでした
お花畑で遊ぶ「ゴロ」さんがいました
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150521/21/kapi-fukuoka/fb/ce/j/o0567039913313955580.jpg?caw=800)
そして恒例の夕方の「ニンジンタイム」。「はよよこせ~」とちゃぶ台返しならぬ、パレットをひっくり返すゴロさん
でも、この写真が最後になってしまいました
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3回目にして、今までにない名シーンを沢山残してくれた「ゴロ」さん
たった3回、出会って1カ月ちょっとのおつきあいでしたが、そんな私達に飼育員さんがゴロさんの最期について30分程熱く語ってくれました。
動物の死については考え方が様々なので、あまり多くを語られる事はないのですが沢山たくさんお話を伺うことができました。
その中でも、とても納得できて感心したお話が…動物もヒトと同じで、個々に「最期の迎え方」に好みがあるそうです。
それはみんなに看取ってほしい寂しがりやなタイプと、野生動物の本能で誰にも見られることなく一人で旅立ちたいタイプがあるそうです。
限りある命、どうしてもやってくる最期の瞬間にいかに個々の最善の迎え方に導くか…、飼育員さんのお仕事は、誕生の瞬間に始まり、日々健康を保っていくばかりでなく「おくりびと」でもあるんだなぁ…と初めて知り、その奥深さと大変さを改めて感じました。
今回の「ゴロ」さんの最期は飼育員さんにとっても、「ゴロ」さんにとっても本当に悔いが残らないものだったそうです。
「ゴロ」さん、一番好きな場所に自ら移動して、野生動物なら目を開けて亡くなる事が多いそうですが、自ら目を閉じて、本当に眠るように安らかに旅立っていったそうです。
本当は悲しい出来事なのに、飼育員さんの熱い思いとやり遂げた情熱を感じたら、何だか清々しい気分になって、なぜだか悲しいのにみんな涙から笑顔に変わったのでした。
最後の最後までみんなを笑顔にしてくれた「ゴロ」さんでした。
「ゴロ」さんは居なくなってしまったけど、その雰囲気を残した展示場と共に飼育員さんが、来園者との心のつながりを持ちため、ひとつ一つ「手作り」しているという「ゴロ」さんグッズも、今後も限定品や新作も作って、ゴロさんを偲んでいくそうです。
既に「新作」グッズには、従来からの実写のゴロさんの肉球(右)に加え、「ゴロさんの足形」(左)も登場していました
ゴロさんはいなくなったけど、全国でも有数の「有袋類」のみにこだわった個性的動物園であること。
カンガルーの迫力ある餌やりタイムは相変わらず
動物の死についての考え方は動物園により様々。
残念ながら私達が現在通っている動物園の多くは、動物が他界してもそれは動物園にとってマイナスイメージという考え方で「無かった事にしてしまう」ケースもあるのですが、こうして、動物園側と来園者で悲しみを共有して、少しづつ旅立っていったことを実感しながらその存在意義の大きさ、命の尊さを感じながら思い出に変えていく、こんなお別れの方法も素敵で、共感できます。
「ゴロ」さんがいた場所を感じに、今後も通いたいと思います。
動画編もごらんください
【動画編】ありがとうゴロさん
(※以下埋め込み動画が再生できない方は上の「タイトル」をクリックしてください)
【動画編】メシはまだか
(※以下埋め込み動画が再生できない方は上の「タイトル」をクリックしてください)
以前も動画はこちら
【動画編】ゴロさんのおかげで今日もシアワセ
【動画編】雨の日 ゴロさん
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