先週末『双子のお祭り』がありました。
ブードゥ教関連のお祭りで
毎年9月に開催されているらしい。
「9月は任地にいないから見れないなぁ」と諦めていたので
見ることが出来て嬉しかった

たまたま、お客さんが来ていて
「海岸を見たい」というリクエストを受け
通りかかったらやっていたのです。

というのも開催される場所は私のおうちからは
少し遠くて、普段は行かない場所
奴隷街道の途中で
奴隷貿易時代(奴隷解放後だったか…)に
やしのプランテーションが始まった場所
奴隷たちが渡ったブラジルでも同様のお祭りがあるらしく
やっぱり私の任地(Ouidah)は奴隷貿易の歴史が
色濃く残っているなぁと感じました。

んで、なぜ双子が大事にされているかというと
ベナンは世界で一番双子が多いらしい。
…くらいしか知りません。

会場には双子ちゃん・三つ子ちゃんがたくさんいて
おめかししていて、みなさんイイ感じに酔っ払っていらして
ベナンらしい雰囲気満載でした

それから20cmくらいの大きさの人型像も売っていて
これは子供(兄弟)を亡くした人が購入するんだそう。
例えば女の子を亡くすと
亡くなった女の子と見立てた像とパートナーとなる男性の像
それから寂しくないようにと仲間たちの像を購入するそう。
たまたま聞いた女性からの話なので
これが全てではないけれど
日本の赤子地蔵と近いものがあるな、と感じました。
偶像崇拝を行っているのも共通点だなぁ。

それから『Kpasse王の森』にもご案内しました。
ここはKpasse(パッセ)王が姿を変えたと言われる木や
一度、雷で倒れたにも関わらず蘇生した木や
王族しか入れない場所が残されていて
お気にいりの場所 ガイドさんも親切

王様の森 
樹齢400年のイロコ。
王様の森 
キリスト教とブードゥ教の融合を表した像。

ただ残念だったのがブードゥの神様たちがペイントされ直されていて
ポップな色合いになってしましました
さびれた感じがよかったのになぁ