こんにちは!
以前紹介した↓のコケリウムについて
作ってから1ヶ月が経ったのでお手入れついでに成長過程を観察していきましょう。
わざわざミニスタジオ使って撮影したんですが裏目に出たね、見にくい!
Open!
以前より黄緑の葉が多くなったかな?
新芽が増えたと信じたい
コケの成長スピードは遅いとよく聞くけどそんなことない。
コツボゴケがマジですごい!
平地よりも斜面に植えたほうが元気なのかな?
節の間隔も狭いし茎も太い、造形くんのおかげでもあるのかな?
ホソバオキナゴケも新芽はもちろん周辺にちらほら増えた株がある。
コツボよりも成長スピードは遅いもののそれでも早いと感じるねぇ。
スギゴケはパット見茶色く調子が悪そうに見えるけど
切り増やす際大体枯れますが茎は大丈夫ですぐに脇芽を伸ばし増えてきますね。
ちなみにスギゴケとコツボゴケは茎で増え、ホソバオキナゴケのようなモサモサ系はだいたい葉で増えます。
各苔の成長過程は素晴らしいものですが厄介者の成長も著しく良いようで
こちらシダ植物の”前葉体”です。
ココからちょっと豆知識
シダ植物の面白いところがこの前葉体で『受精』を行うんです!
そう、植物なのに精子と卵子があるんですw
海藻も同じく受精生殖をするのですが前葉体の工程はありません。
大昔、海藻が陸へ進出し増えたのがシダだそうで
海では海水があり乾燥を気にせず精子が卵子まで泳ぐのは
問題なくできるのですが陸ではそうは行きません。
そこで生み出したのが前葉体!
この前葉体で雨露を受け止めその水の中を精子が卵子まで泳いで受精します。
そこから前葉体がいらないシダ、草、針葉樹、広葉樹と分岐をしていったようです。
例外ですが見た目は広葉樹だが実は針葉樹であるイチョウ、こいつは大昔から生き残っている種なので方法はかわりますがシダ同様受精を行います。
ふっしぎ~
そんな神秘を持つ彼らですが
本当に厄介で前葉体は環境が合えば簡単に生えやい。
シダ系の活着根は幅が広くしつこいのでレイアウトを壊す原因にもなるし
下手すりゃ見慣れた大きな葉(胞子葉)が出てくるので率先して抜いて行きたいきます。
排除を試みようとしたところコケリウムにとってはヒーローかもしれない生き物をご紹介。
名前もわからない彼らですが余計な栄養素である有機物や菌、
菌による腐食したコケなどを食べて掃除してくれるいい虫らしいです。
とても小さい虫なのでアテにはしてませんが
カビ抑制のお手伝いというのとコケリウムの状態パラメーターとして
活躍してもらっています。
そんなこんなでお手入れ完了
順調に繁茂してきましたがコツボゴケが増えすぎて
悪さしそうな予感がしてます。
サボテン並みに時間がかかると思ってたけどそうでもなさそうなので
近い内にコウヤノマンネングサやホウボウゴケにも挑戦してみたいな~。
ではまた。