続きです!
次に紹介するのはこちら
ウツボカズラ
ツルのように伸びていき刃先から伸びるツル状の器官で周りの枝などに絡みつきつつ
その先からツボが発生、種類によって様々ですが茎やツボから出る蜜で主に虫を誘引しツボの中へ誘う。
ツボの内壁には滑る上ペラペラと剥がれる蝋で覆われなおかつ水が溜まっている。
鋭い爪を引っ掛けようとしてもかからず、体力を消耗していきやがて溺れてしまう。
中にある液体をよく世間では消化液として紹介され強力な酸と誤解されますが
特に強い酸性というわけではなくおびただしいバクテリアが繁殖しそれらが獲物を分解しそれが液体に溶け込んだところをウツボカズラが吸収するという仕組みになっている。
空いたツボを飲んではいけないというのは食道や胃が荒れるからではなく単に腐っておりまじで腹壊すので飲むのは駄目ぜったい。
簡単に説明しても説明しきれないくらい面白い食虫植物です!
では早速1つ目
1.アラタ・アカネ
こちらは一般的に販売されているアラタの選抜品種アカネというもの。
写真では特徴的な赤色は出ていませんが成熟するとツボが真っ赤に染まるそう。
株を分けてくれた友人のところでもまだ成熟していないのでまだ確認はしていませんがそれがすごく楽しみな品種です。
栄養の取り回しが難しいのか成長が非常に遅い印象があります。
2.ベントリコーサ・トランカータ
比較的大型のトランカータとツルッとしたツボが印象的なベントリコーサの掛け合わせ。本当はベントリコーサほしかったのですが店頭では知識不足のせいか掛け合わせであることを表記せず販売しておりツボを付けた段階でトランカータが入っていることが判明しました
目的ではなかったですがでかいツボをつけるのが定価より安く変えたのは得として育てています。
今では可愛い植物たちの一員です。
3.ベントラータ
ベントリコーサとアラタとの掛け合わせ。
写真のベントラータは台風の影響でツボがほぼ枯れてますが株は元気です。
ホームセンターでアラタとして販売しているのはほとんどこの品種。
特徴はアラタのフォルムにベントリコーサ特有のツルッとしたツボが付きます。
ツボの大きさは絶好調なときでも手のひらサイズ。
ツボの色は一環とせずベントリコーサのライムグリーンだったりアラタの赤だったり
両方が色でまだら模様になったりと一株でまぁ楽しめるウツボカズラです。
ウツボカズラで少し困ること
指ぐらいの小型なツボをつける品種であれば特にはないんですが
手のひらサイズぐらいであると困るのが
捕獲する獲物のサイズがでかいということ。
手のひらサイズになる虫はそうそういませんが
それ以下になるとたくさんいますので住宅街でよく見られる獲物らが掛かってしまいます。
ちなみにウツボカズラの蜜には虫程度の大きさの獲物に聴く毒を有しています。
蜜を舐める小さい生き物たちは夢中で舐め続け羽で飛ぼうとしたときや歩こうとしたときうまく動けずそのままツボの中へ落下します。
人には外はないので興味がある方は一度舐めてみてください。結構甘いです
話は戻って私的に特に困る獲物の一つ
こちらは子ヤモリですが大人ヤモリでも捕獲してしまいます。
ヤモリって肉食では?と私も思ってましたが台所で芋の皮を貪っているところも見ますしウツボカズラの蜜を舐めてもいるので案外雑食っぽいところがあるようです。
なんとなくで覗いたツボの中で青白くなって死んだヤモリがいるとまぁテンションが下がります
あとは小型の昆虫はもちろんゴキブリや大型の蜂まで捕獲してしまいます。
特にベントリコーサ・トランカータは誘引力が強いようで
一つのツボでは処理しきれずツボまで腐った挙げ句蛆まで湧いてしまうという
ちょっと?かなり?困った食虫植物です。
1.口は大体直径5cm弱 2.すでに蚊やハエトリグモが犠牲になっている
ウツボカズラを育てるのは虫がある程度平気でキャパオーバーで腐ったツボの処理ができる環境でないと少し厳しいかもですね。
今回の紹介はいかがでしたか?
まだまだ紹介していない子はいますのでもうしばらく続きますのでよろしくおねがいします。