ジャケ買いしてしもたけど
意外に読みでがありました
 
 
 確実にフェイクなマリリンやけど
そこはそれ ハリウッド
こういうタレントさん 
掃いて捨てるほどおんねやろな
読了したのは年明けすぐやったけど
その後の世の中の情勢のあれこれを考えると
結構タイムリーなチョイスだったのかもしれない
名作 佳作 マニアックな作品など
映画に関する情報もたっぷり収められていて
「あ、観たことある」とか
「これは知らんかった」とか
「今度是非観てみよう」とか
考えながら読めるので
新書なんだけど かなり読みでがある
 
 
 
しかし 恐らく 本著の本筋は
名作メドレー的な楽しいものではなく
映画とアメリカ大統領の関係性を
叩き台にして見渡した
世界の成り立ちをどう見るか
と言うことなんではなかろうか
あれもこれもが何とも
複雑怪奇な絡まり方をしていると言うことが
ほぼ時系列に従って書かれているので
この世界は 人間の営みを土台に動いてゆく
大河的なドラマのように見えて
実は
ある意味
神の見えざる手に導かれ
辿り着くべき終着駅に向かって
ノーブレーキで走っていく列車を
主人公にした映画のようだ
 
作品の結末や如何に
 
かつて、我が劇団にいた女優さんが
ハリソン・フォードファンのお友達と
「エアフォースワン」を観に行った
帰り道 そのお友達はずっと
「はいはいはいはい、アンタんとこの
大統領はエライエライエライ」
と終始不機嫌だったそうである
その気持ち、何となくわかる気がする
 
因みに
著者の村田先生は
蝶ネクタイが似合う
数少ない紳士であると思われ
 
    本日はこれまで
         どっとはらい