平日の朝。


残業続きのため、朝早く起き、夕飯の用意をしていたところ、麺棒がないことに気づく。


ない。ない。

レンチンしたかぼちゃを潰したいのに。


「ねぇ!麺棒どこにやった!?隠したでしょ」


奴は、キッチン周りや、その他共同スペースのものを勝手に移動させることが度々ある。


「わかんない」


「嘘つけ!移動させるのなんて一人しないないから」


「買えばいーんでしょ」


これにはカチンときたむかつき


そもそも4/1から奴は異動になり、朝家を出る時間はほぼ一緒になった。


にも関わらず、私が早起きして夕飯の準備をしている間、ゆっくり起きてきて、風呂に浸かり、自分の身の回りの事をしている。


ここ最近の様子には特に苛立つ事があり(私のヘアブラシが消えたり、クイックルが消えたりと小物の移動が頻繁になされていた)

とうとう堪忍袋の尾が切れてしまった。


「ふざけんな!お前がやったんだろ!つーか、最近調子にのりすぎ。次やったら56す!」


奴が笑い出す。


くそっムキームキームキー


「まじでいってんだよ!お前なんか4ね‼️4ね‼️4ね‼️」


ムキームキームキームキームキームキームキームキームキームキー


来月には奴の不貞行為発覚から2年経つ。


何度4ね‼️と言いたかったことか。


別居中、LINEで4ね‼️と送ろうとして、手を止めた事は数え切れない。


別居解消後だって、隣で眠る奴に「4ね‼️」とこっそり「4ね4ね攻撃」を送っていた事は一度や二度ではきかない。


それでもギリギリの所で止めていたのだ。


それだけは言っちゃいけないのではないかと。


だがついに。

私は「4ね4ね攻撃」を奴に発動した爆弾


最初は笑っていた奴も、繰り返し「4ね‼️」と叫ぶ私に、涙目になっていた泣くうさぎ


お前は、私を苛立たせる行動は一切慎まなければならないんだよ物申す


消えた麺棒の怒りじゃない。


この2年分、いや、お前というクソ野郎に台無しにされた20年分の思いだ。


私は絶対に許さないからな。


お前が忘れかける度に、何度だって思い出させてやる。


タガが外れた私の攻撃は、このまま止められない。