精神保健福祉士 おかか です。


長年、障がい者 支援施設で 支援員をしている私ですが、

利用者さんの 機嫌を取らない

という ポリシーがあります。

というか基本的に誰の機嫌も取りたくないです。



社会人一年目だった頃 、ブラック上司に

絶対に利用者さんの機嫌を取るな

と言われた時には よく理解できなかったんです。


だって その上司は 要望を聴く事ですら 機嫌を取っていると認識する人でしたから。

それは人権侵害。



今ならね、良くわかります。


機嫌を取る=その場しのぎ
事を荒立てず丸く収めたい

機嫌を取る=自分の保身のため
クレームが怖い

機嫌を取る=向き合いたくない

機嫌を取る=逃げ、ごまかし




精神障がい といえば こ本人の意思ではない所で様々な 困りごとが 起きる事も あるのですが


障がい だから 何をしても 周りが許してくれる
という訳ではありません。


なので、社会(事業所)のルールは できる限り守ってもらうよう 働きかける必要があります。




腹が立ったからといって 人を殴れば 暴行。

物を壊せば 器物破損。

ひどい事を言えば 名誉棄損。


そこを しっかり 伝えて 少しずつでも 理解してもらうよう 働きかけていきたい。



精神的に不安定になったからといって
してはいけない事は その場で しっかり伝える。


あとの話は 興奮が収まってから、冷静に。


不機嫌になるからといって
無理に機嫌を取ったりしなくていいんです。


むしろ さらっと伝えて あとは毅然と。


長い目で見て、本当に ご本人の事を考えるなら

その場しのぎの ご機嫌取り ではなくて

一貫して継続した 支援をしていきたい


そう思う この頃です。



うまくいかなくて 自信をなくして凹む毎日でも

利用者さんの変化を感じられた時の喜びが

この仕事の醍醐味です。



まずは 私が そんな自分の事を 信じて

毅然と過ごそう と思います。