春分の日を境に
毎日6分ずつ日照時間が長くなる!
って聞いた時は、「またまた、アンカレッジ・ジョーク」![]()
って思ってた〜。
が、
ある夜、なんかお腹空いたな〜って思って時計見たら、もう8pm!
外がまだ明るいから感覚は5:30pmくらいだった〜![]()
私がアンカレッジに来た年末、お昼3時半頃にはどんよ〜り暗くなり始めて、
朝10でもまだ6時くらいかなって思うくらいずっと暗い感じだったのに。
そうだった!来る前から気になってた問題の一つ、「アラスカの日照時間問題」↓
一年で一番日照時間が短い月 12月 → 平均5時間37分
一年で一番日照時間が長い月 6月 → 平均19時間07分
4月くらいから晴天青空の日が増えて、ポジティブ気分で起きれる今日この頃![]()
5月に入ったここ最近では、朝5時前にはもう外の景色が完全に見えるくらい
明るくなり始めて、夜は11時すぎ頃までうっすら明るい!
そう、気付いたら白夜がもう始まっていた〜![]()
毎日6分ずつも日が長くなるなんて、ウソみたいな話だったから、
全然本気で意識してなかった〜。
それに、
「暖かくなって雪が溶け始めた、春だ〜!」と思ってても、
急にど〜んと雪が降るから、ダマされちゃいけない!
まだまだ春とは呼べないんだよっ!って地元の人に言われていたため、
4月になって太陽が出ている日が続いても、
道路がガタガタ、グチャグチャ、ドロドロになるくらいの雪溶けが始まっても、
ワンコたちがブーツを履かずに遊べるようになっても、
私は、いつ冬がぶり返してもびっくりしないように心していた。
暖かくなった!と言っても、マイナス気温からプラス3〜5°ぐらいになって
アジアから来た感覚では全然寒〜いって気温なのだが、太陽が照っている間
はジャケットなしでいられるくらいぽかぽか体感![]()
月数回しか出かけないすっかり引きこもりになってしまった私
なのだが、
先日出かけた際に雪で覆われていない道路は景色をもすっかり変えるくらい変貌
しただけでなく、歩道側の道路車線では荷物をいっぱい詰めたショッピングカート
を押している人やふらふらとまっすぐ歩けない人、四川の伝統芸能「変面」?って
思うくらい秒速で顔の表情を変えながら歩いている人たちが出没していた。
そういうアル中、ヤク中真っ只中の人たち以外に、急に道路に飛び出す賠償金狙い
の当たり屋もフラフラしていたりと、急に街が賑わったような感じになっていた。
そう、アンカレッジの春の訪れの目安はこの人たちがちらほら出始める頃なのだ!
急に出没したこの人たち、冬の間どこにいたんだろ?
なんでこんな寒いとこを選んでホームレス生活してるんだろ?しかも、
けっこうな人数だし、コミュニティー化しているグループもいるし。。。
と色々な疑問がよぎった![]()
ちょっと気になったからサクッと聞いてみたところ。。。
- アラスカ先住民は、200年以上前にヨーロッパから人が押し寄せ自分たちの土地や権利、人権などを奪われたことに抗議し続けていて、やっと1971年のANCSA(アラスカ先住民権益措置法)が成立したことで広大な土地と約9億6千万ドルが分配され侵略の賠償を得、今でも各種のベネフィットを受け取っている。その為というかその名残りというか、働かずに低収入だが、得ているため、お酒とドラッグ漬けになる人が多いようだ。確かにこの春に出没し出した人たちをよ〜く見ると、アジア系っぽい顔立ちをしたエスキモーとかネイティブっぽい感じの人が多いかもっ。
- アラスカ州は(簡単にいうと)石油で得た収入の儲け分を毎年無条件で州民全員にPFD(恒久基金配当)という形で支給している。これは、例えば家族4人共アラスカ州民なら4人分支給されるということ。確定ではないらしいが、2022年の支給金額は1人につき最低US$3700(約478,000円)らしい。ただ、この棚からぼた餅のお金をお酒やドラッグに使い切ってしまう人も多いらしい。
- アンカレッジには14ヶ所のホームレスシェルターがあるらしく、冬の間はそこで寒さと空腹を凌ぐことはできるらしい。が、マイナス気温なのに、壊れかけのカートに鍋やフライパン、ブランケットや防水シートとか荷物満パンにして引っ張っている人をたまに見たりしたのだが、そういう人はシェルターには行かずに野宿やキャンプ場を転々としているらしい。このタイプは、シェルターに行くとドラッグができないから極寒のアラスカで野宿の選択をするのだという。シェルターに行かないもう一つのタイプは、PTSDでその他の4〜500人のホームレスと一緒に過ごすのが難しいからだという。*この人たちが呼んでいるキャンプ場とは勝手にテント張っているため、社会問題になっており、去年末から撤去が始まっているらしい。
こんな極寒で過酷な環境ではホームレス生活をする人はいないだろうと想像
していたが、こういったアラスカ特有の歴史的背景やシステムがあることで
春に出没し出したこの人たちがいるのを理解できた。
ついに春がきた〜![]()
と、
手放しで喜べない理由があることを知ったアンカレッジでの初めての春を迎えます。
2022年1月18日撮影
2022年4月18日に同じ公園で撮影
3ヶ月後には3~40cm程積もってた雪はすっかりなくなっている。












