イメージはまだまだ重い
早期発見ができれば
状況も一転する
父の癌がわかったとき
私自身のすべき事に
不思議なほど
一切の迷いがなく行動できた
見えない何かに後押しして
頂いているようにも感じた
父の仕事柄…
まだやるべき事がある人だから
必ず治す
必ず治る
と心から信じて願い祈った
おかしいと思われるかもしれないが
私は父と世間話のような一般的な親子の会話をすることはほとんどなかったそればかりか敬語も使っていた
幼い頃の記憶を忘れてしまっているせいかもしれないが…。
この先もこんな親子関係に変化はないと思っていた
厳格な父とは合わず、幼い頃から反抗しては叱られてばかりいたので、常に顔色を伺うようになっていた
そして自然と父の視界に入らないように入らないようにと逃げていた
どうしても型にはまった考え方が理解出来ず反抗…同じことの繰り返し…
見かねた母が「はい」以外の返事は自分の身を守るためにもしない方がよいと…
思えばその頃(小学生)から
本当の私を出すのをやめた
学校に行けばからかわれ…
家でも顔色を伺う生活…
感情を「無」にした
幾度もこの世から…と考えた。
そんな時いつも癒してくれたのが
自然の存在だった🌳
孫ができ少し和らいだ。
子供達にも感謝している
父に冗談を言える娘に驚いた
衝撃的だった
私には出来ないことだったから…
こんな状態で病院までの運転…
往復2時間…
診察に加えて
放射線治療は継続して毎日…
癌の範囲が広かったので
30回以上…
最初は何を話そうか…
そればかり考えてしまい
頭の中がぐるぐるになった
同時にすごい緊張感だった
しかし…
私のできる限りのことをしたいという強い覚悟の元でのことだったので、父も私のことを認めてくれたように感じた。そして頼ってくれた
これまで親子に生まれ自分の存在する意味すら理解できなかったので、今回のことで心の奥底にあったカチカチに凍った氷が溶けていくような感覚になった
喜びと感謝の気持ちで
何度も涙が溢れた
これがインナーチャイルドの
解放で癒しだと実感した
嘘のような開放感を体験した
飛び跳ねたくなるくらい
軽くなった
病気が転じて親子の絆を
一気に縮めてくれた
父には悪いが…
病気に感謝している
今では病院までの道のりが
楽しみになった