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今日の若者のための助け

現実的で実際的な導き

聖書の原則は現実に即し,また実際的です。子どもが首尾よく大人へと成長してゆけるように助けたいと願う親や他の人々にとって大いに役立ちます。

例えば,聖書は,「愚かさが少年の心につながれている」と,現実的な見方を述べています。これが「今日の英語訳」では,「子供はよく考えもせずにばかげた事をするもの」と訳されています。(箴言 22:15)年齢のわりに大人びて見える子もいますが,経験の少ない若者であることに変わりはありません。そのため,成長に伴う不安,欲求,悩みを経験しがちです。(テモテ第二 2:22)どうしたら,そうした若い人々の助けになれるでしょうか。

聖書は,親子がいつもよく意思を通わせることを勧めています。親の側に,「家で座るときも,道を歩くときも,寝るときも,起きるときも[神の規準]について話(す)」ようにと促しています。(申命記 6:6,7)そのような会話には二つの益があります。まず,若者に神の道を教えることになります。(イザヤ 48:17,18)第二に,親子がいつもよく話し合うことになります。若者が内向的になって寂しさを感じがちな思春期には,これが特に肝要です。

もちろん,思春期を迎えるたいていの若者は,ときに孤独を感じるものです。とはいえ,寂しさがずっと続く若者もいます。「そのような子どもは,学校で友だちができない,話す相手がだれもいない,独りぼっちと感じる,ほかの子に受け入れてもらえない,助けてほしい時に頼れる人がいないように感じると言う」と,思春期に関する参考文献は述べています。*

親や関係する人たちは,十代の若者に手を差し伸べ,困難を乗り越えられるように助けることができます。どのようにでしょうか。「十代の子が何を考えているかを知る唯一の方法は,本人に尋ねることだ」と,十代向け雑誌の編集者は書いています。確かに,若者が心にある悩みを打ち明けられるようにするには,時間と辛抱強さが必要です。しかし,その報いには努力するだけの価値があります。―箴言 20:5。

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