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結婚 ― 愛ある神からの賜物

結婚生活を永続させるには

19,20 結婚に関するクリスチャンの見方は,今の世の中の見方とどのように異なっているべきですか。例を挙げて説明してください。
19 結婚を永続させるには,二人が誓約に対する正しい見方を持つ必要があります。小説や映画ではしばしば,結婚は人もうらやむような幸福な結末として描かれます。しかし実生活においては,結婚は結末ではなく始まりです。永続するものとしてエホバが設けられた取り決めのスタートです。(創世記 2:24)残念ながら,今の世の中では,そのような見方は一般的ではありません。ある文化圏では,結婚することを「結び目を作る」と言います。人々は意識していないかもしれませんが,この比喩表現には結婚に関する一般的な見方が如実に表われています。どうしてそう言えますか。良い結び目とみなされるのは,必要な間ずっと緩まないだけでなく,望む時に簡単に結んだりほどいたりできるものです。

20 多くの人は,結婚を一時的なものと見ています。自分の必要にかなっていると思えばすぐに結婚生活に入りますが,面倒になったらいつでも抜け出せると考えています。しかし,結婚などの絆の比喩として聖書が何を用いていたかを思い出してください。綱です。航海用の綱は,長持ちするように,つまり激しい嵐に遭ってもほつれたりしないように作られています。同様に,結婚もしっかり持ちこたえるものとして設けられました。「神がくびきで結ばれたものを,人が離してはなりません」とイエスも述べておられます。(マタイ 19:6)結婚する人は,結婚に関してこの見方を持つ必要があります。このような誓約を伴うのであれば,結婚は重荷ですか。そうではありません。

21 夫婦は常に互いをどのように見る必要がありますか。そうするのに何が助けになりますか。
21 夫婦は常に,互いに対して正しい見方をする必要があります。相手の良い特質や努力に注目しようと努めるなら,結婚から喜びとさわやかさが得られます。不完全な相手に対してそのような積極的な見方をするのは非現実的なことでしょうか。エホバは決して非現実的な考え方をなさいません。それでもわたしたちは,エホバが常にわたしたちに対して積極的な見方をしてくださっていると確信しています。「ヤハよ,あなたの見つめるものがとがであるなら,エホバよ,いったいだれが立ち得るでしょうか」と詩編作者も述べています。(詩編 130:3)夫と妻も,互いに対して同様の積極的な見方をし,許し合う必要があります。―コロサイ 3:13。

22,23 アブラハムとサラはどのように,今日の夫婦にとって良い手本となっていますか。
22 長年連れ添った夫婦にとって,結婚はいっそう大きな祝福となります。聖書は,年配の夫婦アブラハムとサラの結婚生活について述べています。二人の生活は苦難や困難と無縁ではありませんでした。繁栄した都市ウルの快適な家を後にした時,サラはおそらく60代でした。残りの生涯を天幕で過ごすことがサラにとってどれほど大変だったか,想像してみてください。それでもサラは,夫の頭の権に服しました。アブラハムの真の補い手また助け手として,夫の決定した事がうまくゆくよう,敬意をこめて助けました。サラの服従は表面的なものではありませんでした。「自分のうち」でも,夫のことを主と呼んでいます。(創世記 18:12。ペテロ第一 3:6)アブラハムへの敬意は心からのものでした。

23 もちろん,アブラハムとサラの意見はいつも一致していたわけではありません。ある時,サラのした提案は,アブラハムにとって「非常に不快」なものでした。しかしアブラハムは,エホバの指示に沿って謙遜に妻の声を聴き入れ,それは家族にとって祝福となりました。(創世記 21:9‐13)今日の夫婦も,何十年連れ添っているとしても,この敬虔な夫婦から多くを学べます。

24 どんな結婚はエホバ神への賛美となりますか。なぜですか。
24 クリスチャン会衆には,幸せな夫婦が大勢います。妻は夫に深い敬意を払い,夫は妻に愛と誉れを与え,二人で力を合わせて,エホバのご意志を行なうことを第一にしています。あなたは結婚しようと考えていますか。そうであれば,相手を賢く選び,しっかり準備し,エホバ神の誉れとなる平和で愛のある結婚生活を目指して努力してください。そうするなら,あなたの結婚は,あなたが神の愛のうちにとどまる助けとなるに違いありません。

エホバの証人の発行した「幸せな家庭を築く秘訣」の第2章をご覧ください。

忠実な族長たちの中には複数の妻を持つ人もいました。エホバは,族長たちや肉のイスラエルの一夫多妻を容認なさいました。とはいえその習わしを創始したわけではなく,むしろ規制なさいました。クリスチャンは,エホバがもはやご自分の崇拝者たちに一夫多妻を許しておられないことを理解しています。―マタイ 19:9。テモテ第一 3:2。

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