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結婚 ― 愛ある神からの賜物

結婚するのはなぜか

3 ささいな理由で結婚するのが賢明でないのはなぜですか。
3 幸せになるには結婚が不可欠だ,配偶者なしでは人生から満足も喜びも得られない,と考える人がいます。これは決して真実ではありません。独身だったイエスは,独身が賜物であると述べ,可能であればそれを受け入れるようにと勧めました。(マタイ 19:11,12)使徒パウロも独身の利点を論じました。(コリント第一 7:32‐38)イエスもパウロも規則を定めていたわけではありません。『結婚するのを禁じる』ことは「悪霊の教え」の一つとして挙げられています。(テモテ第一 4:1‐3)とはいえ,気を散らすことなくエホバに仕えたいと願う人にとって,独身には多くの良い点があります。したがって,仲間からの圧力など,ささいな理由で結婚するのは賢明なことではありません。

4 円満な結婚関係は,子どもを育てるうえでどんな基盤となりますか。
4 では,結婚することにはもっともな理由がありますか。あります。結婚も,愛ある神からの賜物なのです。(創世記 2:18)ですから結婚にも利点があり,祝福の源となる可能性があります。例えば,円満な結婚関係は家族生活の最善の基盤となります。子どもには安定した環境が,養育し,愛し,懲らしめ,導いてくれる親が必要です。(詩編 127:3。エフェソス 6:1‐4)とはいえ,子どもを育てることだけが結婚の理由なのではありません。

5,6 (イ)伝道の書 4章9‐12節によれば,親密な友情関係にはどんな実際的な益がありますか。(ロ)どんな場合に,結婚関係は三つよりの綱のようになりますか。
5 この章の主題聖句の文脈を見てみましょう。「二人は一人に勝る。彼らはその骨折りに対して良い報いを得るからである。もしもそのうちの一人が倒れるなら,他方の者がその仲間を起き上がらせることができるからである。しかし,倒れる者がただ一人で,これを起き上がらせる他の者がいないならどうなるであろうか。さらに,二人が一緒に横になるなら,確かに暖かくなる。しかしただ一人では,どうして暖かくしていられるであろうか。そして,だれかが一人だけの人を打ち負かすことができるとしても,二人が一緒になれば,これに立ち向かうことができる。それに,三つよりの綱は素早く断ち切ることはできない」。―伝道の書 4:9‐12。

6 この聖句はそもそも友情関係の価値について述べています。言うまでもなく,結婚には最も親密な友情が関係しています。この聖句にあるとおり,そうした結びつきからは助けや慰めや保護が得られます。結婚関係は,二人の絆以上のものであれば,いっそう強力になります。この聖句が示唆しているように,綱は,二つよりなら断ち切られてしまうとしても,三つよりであれば,ずっと断ち切られにくくなります。エホバを喜ばせることを夫婦双方が第一の関心事にしているなら,結婚関係は三つよりの綱のようになります。エホバご自身が加わっておられるので,その結びつきは非常に強力なのです。

7,8 (イ)パウロは,性的な欲求と闘っている独身のクリスチャンのためにどんな助言を記しましたか。(ロ)聖書から,結婚に関するどんな現実的な見方を学べますか。
7 また結婚関係は,性的な欲求をふさわしい仕方で満たすことのできる唯一の場です。この関係の範囲内では,性的な結びつきを喜びの源とみなすことができます。(箴言 5:18)独身者の中には,聖書で言う「若さの盛り」― 性的な衝動が初めて強くなる時期 ― を過ぎた後も性的な欲求と闘っている人がいるかもしれません。そのような欲求は,制御しなければ,汚れた行ないやふさわしくない行ないにつながりかねません。パウロは霊感のもとに,独身者のために次の助言を記しました。「自制できないなら,その人たちは結婚しなさい。情欲に燃えるよりは結婚するほうが良いからです」。―コリント第一 7:9,36。ヤコブ 1:15。

8 どんな理由で結婚を願うとしても,現実的であるのは良いことです。パウロが述べたとおり,結婚する人は「自分の肉身に患難を招くでしょう」。(コリント第一 7:28)結婚した人は,独身者の直面しない問題に直面します。では,結婚しようと思う場合,どうすれば問題を最小に,祝福を最大にできるでしょうか。一つの方法は,相手を賢く選ぶことです。

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