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神の驚嘆すべきみ業に注意を払う

将来行なわれるくすしいみ業
19 神は過去に前述の預言を成就され,将来も驚くべき仕方で行動されます。神が行なわれる「くすしいこと」について述べるこのイザヤ書の文脈には,まだ成就していないものの,信頼できる預言があります。バビロンに対する裁きの預言が成就したのと同様,その預言も成就します。どんな「くすしいこと」が約束されているのでしょうか。イザヤ 25章6節はこう述べています。「万軍のエホバはすべての民のために,この山で,油を十分に用いた料理の宴を必ず催される。それは,滓の上にたくわえられたぶどう酒,髄と共に油を十分に用いた料理,滓の上にたくわえられ,こされたぶどう酒の宴である」。
20 この預言は,わたしたちの前途にある,神の約束による新しい世において確かに成就します。そのとき人類は,現在非常に多くの人にのしかかる諸問題から解放されます。実際,イザヤ 25章7,8節の預言が保証しているとおり,神は創造者としての力を用い,全時代を通じて極めてくすしいみ業の一つを行なわれます。「神は実際に死を永久に呑み込み,主権者なる主エホバはすべての顔から必ず涙をぬぐわれる。また,ご自分の民のそしりを全地から取り去られる。エホバご自身がそう語られたからである」。後に,使徒パウロはこの部分を引用して,亡くなった人を神がよみがえらせること,つまり死者の復活に適用しました。何とくすしいみ業なのでしょう。―コリント第一 15:51‐54。
21 悲しみの涙が消えるもう一つの理由は,人間から身体的な疾患が取り除かれることです。イエスは地上におられた時,多くの人をいやし,目の見えなかった人は見えるように,耳の聞こえなかった人は聞こえるように,身体障害のある人は活力を得るようにされました。ヨハネ 5章5‐9節には,38年間足のなえていた男性をイエスがいやしたことが記されています。それを見ていた人たちは,これこそ驚くべきくすしいみ業だ,と感じました。まさにそのとおりでした。しかしイエスは,もっと驚くべき事柄,つまり死者の復活について語りました。「このことを驚き怪しんではなりません。記念の墓の中にいる者がみな,彼の声を聞いて出て来る時が来ようとしているのです。良いことを行なった者は命の復活へ……と出て来るのです」。―ヨハネ 5:28,29。
22 このとおりのことが確かに生じます。約束したのはエホバだからです。神が,回復をもたらすご自分の大いなる力を注意深く用いる時,すばらしい結果になるのですから,安心してください。詩編 72編は,神が王なるみ子を用いて行なわれる事柄を指し示しています。その時,義なる者は芽生えます。豊かな平和がもたらされます。神は貧しい者や苦しんでいる者を救い出します。こう約束されています。「地には穀物が豊かに実り,山々の頂であふれんばかりに実ります。彼の実は[古代]レバノンのもののようになり,都市からの者たちは地の草木のように咲き輝くことでしょう」。―詩編 72:16。
23 エホバが過去に行なわれた事柄,今日行なっておられる事柄,そして近い将来に行なわれる事柄など,この方のくすしいみ業すべてに注意を払うべき理由があるのは明らかです。「エホバ神,イスラエルの神がほめたたえられますように。ただこの方だけがくすしい業を行なっておられるのです。その栄光あるみ名が定めのない時に至るまでほめたたえられるように。その栄光が全地に満ちるように。アーメン,アーメン」。(詩編 72:18,19)親族や他の人たちと会話する時には,いつもこうしたことを話題にして熱心に話してください。そうです,「諸国民の中でその栄光を,もろもろの民すべての中でそのくすしいみ業を告げ知らせ」ましょう。―詩編 78:3,4; 96:3,4。
どのように答えますか
● ヨブに対する質問は,人間の知識の限界をどのように強調していますか
● ヨブ 37‐41章で強調されている神のくすしいみ業の中で,どんな例が印象に残りましたか
● 神のくすしいみ業の一部を考慮した後に,どのように反応すべきですか