4月25日 自分を信じる

 自分を信じて行動できれぱ、どれほどパワーフルになることでしょうか。

 機能不全な家族で育つと、自分を信じるという意識、態度ははぐくまれず、いつも不安感、不信感でいっぱいの人生になりがちです。自分が実際に見て、聞いたことなのに、そんなことはない」と否定され、「そんなことは誰にも言うな」と禁止され、見て見ぬふりをするよう暗黙のうちに強いられて育てば、自分が信じられなくなってしまうのは当たり前です。

 自分の感覚、思考、感情は、鈍らされているので、「自分を信じなさい」と言われても、どうしてよいかわかりません。反射的に出る感覚、思考、感情にもとづく行動が自分を信じることだと、まちがって思い込んでしまうこともあります。

 自分を信じるには、まず自分の内から出てくるメッセージによく注目することです。何かに反応して反射的に出る思考、感覚、感情には、切迫感があったり、取りつかれた感じがしたりします。そのようなときは、すぐに行動にうつさないことです。真の直観というのは、静かで、落ちついています。これらの見分けができるようになると、少しずつ自分が信じられるようになります。

 新しく自分で見て、聞いて、体験したことは自分のものです。他人が何と言おうと、自分を信じる練習をしましょう。