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イエスは人々に奉仕していた時でさえ,人々の尊厳を重んじられました。他の人を犠牲にして,あるいは卑しめて自分を高めようとは決してなさいませんでした。一人のらい病の人がいやしを求めてやって来た時,イエスはその人を汚れた,尊敬に値しない者として追い返すことも,ご自分に注意を引いて目覚ましいことをするようなこともされませんでした。むしろ,そのらい病の人がイエスに,「主よ,あなたは,ただそうお望みになるだけで,私を清くすることがおできになります」と言ってお願いした時,イエスは,「わたしはそう望みます」と言って,そのらい病の人に威厳を添えられました。(ルカ 5:12,13)困っている人たちを助けるだけでなく,そうした人たちが重荷どころか,必要とされ,愛されていることを知らせて安心させるのは何とすばらしいことでしょう。体に障害があって,気落ちしている内気な人たちは,世の中では大抵,見過ごされ,遠ざけられ,あるいは卑しめられています。しかし,そのような人でも仲間のクリスチャンの兄弟姉妹の中にいる時には,受け入れられ,真の友情を見いだせるはずです。わたしたちはこの精神に寄与する点で自分の役割を果たさねばなりません。

ルカ5章12.13節
12 [イエス]がある都市にいた別の時のことであったが,見よ,体じゅうらい病の人がいた。イエスを見かけると,彼はうつ伏して願いをし,「主よ,あなたは,ただそうお望みになるだけで,私を清くすることがおできになります」と言った。13 そこで[イエス]は手を伸ばして彼に触り,「わたしはそう望みます。清くなりなさい」と言われた。すると,らい病はすぐに消えたのである。