イメージ 1

イメージ 2

19 ダビデとサウル王およびその子ヨナタンとの関係は,愛と謙遜さが,また誇りと利己心がどのように密接に関連しているかを示す顕著な実例です。イスラエルの女たちはダビデが戦果を上げたため,「サウルは千を討ち倒し,ダビデは万を」と歌いました。(サムエル第一 18:7)サウルは謙遜さを全く欠き,むしろ誇りに心を奪われ,その時からダビデに対して殺意に満ちた憎しみを抱くようになりました。息子のヨナタンの精神とは何と大きな違いでしょう。ヨナタンは自分の魂のようにダビデを愛した,と記されています。(サムエル第一 18:1)では,事の成り行きから,エホバがダビデを祝福しておられ,ヨナタンではなくダビデがイスラエルの王としてサウルの後継者となることが明らかになった時,ヨナタンはねたみやそねみを感じたでしょうか。そのようなことは全くありませんでした。彼はダビデに対する深い愛のゆえに,サムエル第一 23章17節にある次のような言葉を語ることができました。「恐れてはなりません。わたしの父サウルの手はあなたを見いだすことがないからです。あなたはイスラエルの王となり,わたしはあなたに次ぐ者となるのです。わたしの父サウルもまた,そうなることを知っているのです」。ヨナタンはダビデに対する深い愛に動かされ,自分の父親の後を継いでイスラエルの王となる者に関する神のご意志と思えた事柄を,謙虚に受け入れました。

サムエル第一18章7節
7 そして,祝っていた女たちは答え応じてしきりに言った,

「サウルは千を討ち倒し,
ダビデは万を」。

サムエル第一18章1節
18 さて,彼がサウルと話し終えるや,ヨナタンの魂がダビデの魂と結び付き,ヨナタンは自分の魂のように彼を愛するようになったのである。

サムエル第一23章17節
17 次いで彼は言った,「恐れてはなりません。わたしの父サウルの手はあなたを見いだすことがないからです。あなたはイスラエルの王となり,わたしはあなたに次ぐ者となるのです。わたしの父サウルもまた,そうなることを知っているのです」。

19 謙遜さと愛が,また誇りと利己心が密接に関連していることを,聖書中のどんな実例が示していますか。