精神病のいろいろな顔 1975年7月22日目ざめよ | kaoruko5000のブログ


神経症は容易に見わけがつくと思われるかもしれませんが,必ずしもそうではありません。この病気は姿を変えることがあるからです。どのようにですか。神経症が原因で体の病気になることもよくあります。これは精神が身体に影響を及ぼすという法則が働いているからです。それで本当の原因に気付かないで,身体の病気に注意を奪われていることがあります。神経症は,消化不良,心臓の不調,呼吸困難,皮膚の発疹などの症状を示して身体面に表われてくるかもしれません。
神経症の人とは違って精神病の,つまり本当に狂気の人は,もっと重大な問題を抱えています。つまり実際に現実の世界から遊離してしまい,はなはだしく常軌を逸した反応や応答をします。「神経症の人は空想の城を築き,精神病の人はその中に住み,精神病医は家賃を取る」と,俗に言われるゆえんです。

