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16 国の法律が,性の不道徳を理由とするものを含め,いかなる離婚をも許さない場合にはどうですか。そのような場合,罪のない配偶者は,離婚の許可されている国で離婚の手続きをすることもできます。もとより,いろいろな事情でそれのできないことがあるでしょう。しかし,自分の国においても,なんらかの形で合法的な別居の手続きをできるかもしれず,もしそうであれば,そうした処置を求めることができます。いずれにしても,罪のない配偶者は罪を犯した者から離れることができ,その土地のエホバのクリスチャン証人の会衆で司法上の務めを果たす長老たちに対して,聖書的に見て離婚の許される明確な証拠を提出することができます。そして,その人がのちに別の配偶者を得ようと決定するような場合,会衆は,その人を姦淫者として会衆から除くような処置は取りません。ただしそのさいには,会衆に対して一つの声明書を提出することが必要です。その声明書は,現在の配偶者に対する忠実の誓いと,離れた法律上の配偶者が死亡した場合に法律に基づく婚姻証書を取得するという同意を含むものでなければなりません。しかしながら,このことが会衆外の世界に関連してどのような結果になるとしても,本人がそれに対処しなければなりません。世は一般に,神の法が人間の法に優先すること,またそうした人間の法の持つ権威が相対的なものにすぎないことを認めていないからです。―使徒 5:29と比べてください。

使徒5章29節
29 それに答えてペテロと[ほかの]使徒たちは言った,「わたしたちは,[自分たちの]支配者として人間より神に従わねばなりません。

16 世俗の法律がどんな根拠による離婚をもいっさい許さない国にいる場合,エホバのクリスチャン証人はこの問題に関する神の律法に対する正しい敬意をどのように示せますか。