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4 親切は,心からのもてなしという形をとることもあります。ある日のこと,アブラハムと妻のサラは通り過ぎる3人の見知らぬ人に親切を示し,彼らをもてなしました。アブラハムは,しばらくそこにとどまるよう彼らを説得し,サラと共に大急ぎで客のための上等な食事を準備しました。それら見知らぬ人たちはエホバのみ使いであることが明らかになり,その中の一人は,年老いて子供のいないサラに息子ができるという約束を伝えました。(創世記 18:1‐15)親切なもてなしに対する何と大きな報いだったのでしょう。

創世記18章1~15節
18 後にエホバはマムレの大木林で彼に現われた。それは,昼の暑いころ,彼が天幕の入口に座っていた時のことであった。2 彼が目を上げて見ると,自分から少し離れたところに三人の人が立っているのであった。それを見かけると,彼はその人たちを迎えるため天幕の入口から走り出て,地に身をかがめた。3 そうしてこう言った。「エホバよ,もし今,私があなたの目に恵みを得ておりましたら,どうかこの僕のところを素通りなさらないでください。4 どうか少しの水を取って来させ,ぜひ皆さまの足をお洗わせください。そのあと木の下に横におなりください。5 そして,私に少しのパンを持って来させ,ご自分たちの心をさわやかになさってください。その後でしたら,進んで行かれて結構です。そのためにこちらの道を進んで僕のところにおいでになったのですから」。するとその人々は言った,「よろしい。あなたの言ったとおりにしなさい」。

6 それでアブラハムは急いで天幕へ,サラのところへ行って,こう言った。「急いで,上等の麦粉三セアを取り,練り粉を作って丸い菓子をこしらえなさい」。7 次いでアブラハムは群れのところに走って行き,柔らかくて良い若牛を取って従者に渡し,急いでその調理に取りかかった。8 それから,バターと乳,それに自分が調えた若牛を取り,その人たちの前に置いた。そして自分は,その人たちが食べている間,そのかたわらの木の下に立っていた。

9 そののち彼らは[アブラハム]に言った,「あなたの妻サラはどこにいるのか」。それで彼は言った,「ここ,天幕の中におります」。10 すると彼はこう続けた。「来年この時期にわたしは必ずあなたのところに帰って来る。そして,見よ,あなたの妻サラに男の子ができる」。さて,サラは天幕の入口のところで聴いていた。それはその人の後ろであった。11 そして,アブラハムとサラは年老いており,高齢であった。サラは月経がもうなくなっていた。12 そのためサラは自分のうちで笑いだしてこう言った。「すっかり衰えた後のわたしに果たして楽しみがあるでしょうか。それに,わたしの主も年老いていますのに」。13 そのときエホバはアブラハムに言われた,「サラが笑って,『わたしは年老いてしまったのに果たしてほんとうに子を産めるだろうか』と言ったのはどうしてか。14 エホバにとってあまりに異例でなし得ない事があろうか。定めの時,来年この時期に,わたしはあなたのところに帰る。そして,サラに男の子ができるであろう」。15 しかしサラは否定しつつ言った,「わたしは笑ったりはしません」。彼女は恐れたのである。それでも彼は言った,「いや,あなたは確かに笑った」。

4 もてなしという形の親切を示したアブラハムとサラはどのように報われましたか。