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愛は謙遜になるようわたしたちを助ける

16 他の何にも勝って,無私の愛つまりアガペーは,謙遜になるようわたしたちを助けます。パウロがフィリピの人たちに説明したように,イエスがご自分の苦しみの杭の経験をそれほど謙遜な態度で耐え忍ぶことができたのは,なぜですか。(フィリピ 2:5‐8)イエスが神と同等であることを考えもしなかったのは,なぜですか。なぜなら,イエスご自身の言葉を借りれば,『わたしは父を愛している』からです。(ヨハネ 14:31)そのようなわけで,イエスは常に天のみ父エホバに栄光と誉れを帰しました。そのため,イエスは別のときに,天のみ父だけが善良であられることを強調しました。―ルカ 18:18,19。

フィリピ2章5~8節
5 キリスト・イエスにあったこの精神態度をあなた方のうちにも保ちなさい。6 彼は神の形で存在していましたが,強いて取ること,つまり,自分が神と同等であるようにということなどは考えませんでした。7 いえ,むしろ,自分を無にして奴隷の形を取り,人のような様になりました。8 それだけでなく,人の姿でいた時,彼は自分を低くして,死,それも苦しみの杭の上での死に至るまで従順になりました。

ヨハネ14章31節
31 しかし,わたしが父を愛していることを世が知るために,わたしは,父がおきてを与えてくださったとおりに行なっているのです。立ちなさい。ここから行きましょう。

ルカ18章18.19節
18 また,ある支配者が彼に質問してこう言った。「善い師よ,何をすれば,わたしは永遠の命を受け継げるでしょうか」。19 イエスは彼に言われた,「なぜわたしのことを善いと呼ぶのですか。ただひとりの方,神のほかには,だれも善い者はいません。

17 アメリカ初期の詩人の一人,ジョン・グリーンリーフ・ホイッテイアの生活に生じたある出来事は,その点を例証しています。この人には幼馴染みの少女がいましたが,一度,つづり字競争をした時,少女はある単語を正しいつづりで書いたのに,彼は間違えました。少女はそのことでひどく心を痛めました。なぜでしょうか。その詩人は少女の言葉を次のように回想しています。「あの言葉をつづって書いたこと,後悔しています。あなたより上だなんて,いやです。……お気づきでしょうけれど,わたし,あなたを愛しているんですもの」。そうです,もしだれかを愛しているなら,わたしたちはその人を自分の下ではなく,上に置くことを望むはずです。愛は謙遜だからです。

16,17(イ)謙遜であるための助けとなる最も重要な特質を強調しているのは,聖書中のどんな実例ですか。(ロ)どんな世俗の実例もその点を例証していますか。