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『古い人格をその欺きの欲望とともに脱ぎ捨てなさい』

8 エフェソス 4章22節で使徒パウロはこのように勧めています。古い人格をつぎはぎするのではなく,「脱ぎ捨てる」,つまり除き去るのです。(コロサイ 3:9)なぜでしょうか。古い人格が持つ「欺きの欲望」がわたしたちの「不信実な」心の中にいつまでもあるなら,古い人格はそれによって『腐敗』するかまたは一層悪くなる可能性が強いからです。(エレミヤ 17:9,新)人を堕落させるものであることが歴然としている娯楽に興味を持っていることを正当化しようとして,『それをしたからといってわたしは良心の責めを感じません。だから何が悪いのですか』というような言い方をしたクリスチャンたちがいました。そういう人たちは,良心が正しくなくて,心の欲望に欺かれているのかもしれません。単に良心の責めを感じないということだけでは,自分の行ないが正しい証拠とはなりません。使徒パウロでさえ,「わたし自身,責められるようなことは何も意識しないからです。でもそれによって,わたしは義にかなっていると証明されているわけではありません。わたしを調べるかたはエホバなのです」と述べています。(コリント第一 4:4)初期クリスチャン会衆内の多くの人の良心は非常に鈍感になり,自分たちのただ中で行なわれている不道徳な行ないを大目に見,それを自慢することさえしていました。なんとまた誤った良心でしょう!―コリント第一 5:1,2,6。テトス 1:15。テモテ第一 4:2。

エフェソス4章22節
22 [その教えとは,]あなた方の以前の生き方にかない,またその欺きの欲望にしたがって腐敗してゆく古い人格を捨て去るべきこと,

コロサイ3章9節
9 互いに偽りを語ってはなりません。古い人格をその習わしと共に脱ぎ捨て,

エレミヤ17章9節
9 「心はほかの何物にも勝って不実であり,必死になる。だれがこれを知りえようか。

コリント第一4章4節
4 わたし自身,責められるようなことは何も意識しないからです。しかしそれによって,わたしは義にかなっていると証明されているわけではありません。わたしを調べる方はエホバなのです。

コリント第一5章1.2節
5 現に,あなた方の間では淫行のことが伝えられています。しかも,諸国民の間にさえないほどの淫行で,ある人が[自分の]父の妻を有しているとのことです。2 それなのにあなた方は思い上がっているのですか。むしろ嘆き悲しんで,この行ないをした人があなた方の中から取り除かれるようにしなかったのですか。

コリント第一5章6節
6 あなた方が誇りにしている事柄は良くありません。あなた方は,少しのパン種が固まり全体を発酵させることを知らないのですか。

テトス1章15節
15 清い[人たち]にとってはすべてのものが清いのです。しかし,汚れた不信仰な[人たち]にとって清いものは何一つありません。彼らは思いも良心も汚れているのです。

テモテ第一4章2節
2 それは,偽りを語り,その良心に焼き金によるような印を付けられた者たちの偽善によるのです。

8(イ)「古い人格」にはどんな欲望がつきまとう,とパウロは述べていますか。(ロ)ある人たちは,人を堕落させるような娯楽を選んだことをどのように正当化しましたか。そういう推論は聖書的に見て健全ですか。