精神病のいろいろな顔 1975年7月22日目ざめよ 「器質的な病気」 すべての精神病を「器質的」と「機能的」の二種類に分けることが一般に行なわれています。器質的なものの多くは,脳性麻ひ,蒙古症,クレチン病その他の知能障害などのように誕生の時またはそのすぐ後に表われます。 他の器質的な病気は,多くの場合,子供っぽさを特色とする精神変調をいろいろ伴う老もうなどのように老年期に表われます。このような精神状態は「大人になるのは一度,子供になるのは二度」というシェークスピアの言葉を思い起こさせます