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他の人個人の尊厳を重んじるということはまた,人を先入観に基づくある理想像に合致させようとしたり,ほかの人と不当に比較したりせず,人をあるがままに受け入れることをも意味しています。夫婦の間では,これはとりわけ重要です。自由に気持ちよく意思の疎通を図ったり,意見を述べたりすることができ,批判されたり,がみがみ言われたりする心配がどちらにもないなら,親密な関係が育まれます。結婚生活の中で夫婦がそれぞれありのままの自分であり得るなら,確かに家庭は,過酷で厳しい外界からの避難所となります。

子供は親を敬い,親に従いなさいという聖書の命令を受けています。一方,愛のある賢明な親が子供の尊厳を認めるのはよいことです。良い行状を温かくほめると共に,必要な場合には辛抱強くしつけるなら,『エホバの精神の規整』の効果を高める助けになります。絶えず,あら捜しをしたり,わめいたり,“間抜け”とか“大ばか者”といった屈辱的な言葉を口にして子供をののしったりするなら,子供をいら立たせるだけです。―エフェソス 6:4。

エフェソス6章4節
4 また,父たちよ,あなた方の子供をいら立たせることなく,エホバの懲らしめと精神の規整とをもって育ててゆきなさい。