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幾つかの実験が行なわれた時,四日間眠らなかった被験者は,日常の決まった仕事でさえ,ごくわずかしか行なえないということが分かりました。注意力が要求される仕事,あるいは頭の敏捷さがほんのわずか求められるだけの仕事でさえ,被験者には耐えられないものになりました。しかし,最悪と言える点は,集中力と精神力の喪失ではありませんでした。四日半が経過すると,意識の混濁を示す徴候が見られ,極めて奇怪なものを目にするようになっていました。

睡眠不足は大きな問題につながることがあります。睡眠不足の人が運転中に眠気に襲われ,ハンドルを握ったまま居眠りをして致命的な事故を引き起こした例は一つや二つではありません。不眠症はまた,家族や夫婦の間にごたごたを引き起こすこともあります。睡眠不足が続くといらだちが募り,仲良くやってゆくのが難しくなるからです。熟睡することは,ある人が考えているよりもずっと大切なことです。