イメージ 1

イメージ 2

7 エホバはわたしたちの最初の二親に命をお与えになりました。それだけでなく,生活が非常に心地よく楽しいものとなるようにもされました。まず第一にエホバは,ちょうど良く回転し,適度な温度範囲と大気を備えた彼らの住まいである地球を創造されました。エホバは水と窒素と酸素の循環を開始させられ,それらの循環は人間を益するために,また人間の快適な生活のために完全に機能しました。地球の表面には,人間の食物となるものや,特に目を楽しませるものも含め,数えきれないほど多くの種類の植物を敷きつめられました。空には色彩と鳴き声で大いに楽しませてくれる鳥たちが,海には群れをなす魚が,また陸には野生のものや飼い慣らせるものを含む多種多様な動物が満ちるようにもされました。全くあふれんばかりの寛大さです。神の心からの善良さを裏づける何とすばらしい証拠なのでしょう。―詩編 104:24。

詩編104編24節
24 エホバよ,あなたのみ業は何と多いのでしょう。
あなたはそのすべてを知恵をもって造られました。
地はあなたの産物で満ちています

8 では次に,神がどのように人間を造られたかに注目してください。人間の腕と足と手は人間がバランスをとって楽に動くためにまさに必要なものです。こうして人間は,自分の周囲の地上に満ちている豊富な物から,自分自身のために食物や他の必要物を手に入れることができます。飲食が,今日で言えば電気器具をコンセントにつなぐような,エネルギーを補給するために行なわれる単なる機械的な行為とならないよう,エホバは味らいを与えてくださいました。そうです,飲食はただ胃を満たすだけでなく味覚を刺激するのですから,楽しみを与えるように意図されたものなのです。さらにエホバは人間に耳を与え,それらの耳を楽しませる様々な音で人間を包まれました。気持ちを落ち着かせる小川のせせらぎ,コキジバトがクークー鳴く声,赤ちゃんがくっくっと笑う声などを聴くと本当に楽しくなります。確かに,創造以来生じてきた不快な事柄すべてにもかかわらず,神の善良さのおかげで,生きることは今でも喜びとなっています。

9 わたしたちに備わっている他の感覚にも注目してください。変化に富んだ気持ちのよい色が何とたくさんあって,わたしたちの目を楽しませてくれるのでしょう。また,一輪の花のほのかな香りをかぐと本当に満ち足りた気持ちになります。詩編作者がエホバに向かって感嘆の声を上げたのも不思議ではありません。「わたしはあなたをたたえます。なぜなら,わたしは畏怖の念を起こさせるまでにくすしく造られているからです。……あなたのみ業はくすしいのです」―詩編 139:14。

詩編139編14節
14 わたしはあなたをたたえます。なぜなら,わたしは畏怖の念を起こさせるまでにくすしく造られているからです。
わたしの魂がよく知っているように,
あなたのみ業はくすしいのです。

7‐9 神の善良さは,神が地球と地上の人間を創造された方法にどのように示されていますか。