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3 1世紀のギリシャ人は,辛抱強さを徳とはみなしませんでした。ストア派の哲学者は,この語を一度も用いませんでした。聖書学者ウィリアム・バークレーによれば,辛抱強さは「ギリシャ人が徳とした事柄の正反対」でした。その人々がとりわけ誇りとしたのは,「少しでも侮辱されたり傷つけられたりしたら,頑としてそれを容認しない」ことでした。バークレーはこう述べています。「ギリシャ人が一目置いたのは,全力を尽くして復しゅうを遂げる人であり,クリスチャンが一目置くのは,復しゅうする力があってもそうしようとしない人である」。ギリシャ人は辛抱強さを弱さのしるしとみなしたかもしれませんが,他の場合と同様,この点についても,「神の愚かな事柄は人間より賢く,神の弱い事柄は人間より強い」のです。―コリント第一 1:25。

コリント第一1章25節
25 神の愚かな事柄は人間より賢く,神の弱い事柄は人間より強いからです。

3 辛抱強さに対するクリスチャンの見方は,1世紀のギリシャ人の見方とどのように異なっていましたか。