イメージ 1

イメージ 2

現代的な人の中には,子供に従順を要求するのは精神的強姦に等しいと言って聖書の見解に反対する人がいます。そうした人たちは,子供が自分なりの考えや規準を持ち,外部の大人の干渉を受けずに生きられるようにすべきであると主張します。

しかし,そのような考え方をする親の多かった1960年代に,講演者であり,編集者であり,心理学の教授でもあったウィルヘルム・ハンセンは異なる意見を持っていました。次のように書いています。「発育の初期,つまり親との関係がなお決定的要素である時期の子供にとっては,親から禁じられることが『悪いこと』であり,親から勧められたりほめられたりすることが『良いこと』なのである。したがって,道徳に沿って生きるよう,また枢要徳に沿って生きるよう子供を導くのは従順という特質しかない。子供が社会道徳に適合できるようになるかどうかは枢要徳の有無によって決まる」。―箴言 22:15と比較してください。

箴言22章15節
15 愚かさが少年の心につながれている。懲らしめのむち棒がそれを彼から遠くに引き離す。

枢要=[名・形動]物事の最も大切な所。最も重要であること。また、そのさま。「組織の―とする」「―な地位に就く」

徳=1 精神の修養によってその身に得たすぐれた品性。人徳。「―が高い」「―を修める」→徳目

2 めぐみ。恩恵。神仏などの加護。「―をさずかる」「―を施す」

3 得(とく)1

4 富。財産。

「―いかめしうなどあれば、…家の内もきらきらしく」〈源・東屋〉

5 生まれつき備わった能力・性質。天性。

「鳥といっぱ、高く飛ぶをもってその―とす」〈仮・伊曾保・下〉