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和解するように努める

『あの人とは話したくない。顔も見たくない』。だれかについてこのように感じているなら,行動する必要があります。次のような聖句が示しているとおりです。

イエスはこう教えました。「供え物を祭壇に持って来て,兄弟が自分に対して何か反感を抱いていることをそこで思い出したなら,あなたの供え物をそこ,祭壇の前に残しておいて,出かけて行きなさい。まず自分の兄弟と和睦し……なさい」。(マタイ 5:23,24)また,こうも述べておられます。「もしあなたの兄弟が罪を犯したなら,行って,ただあなたと彼との間でその過ちを明らかにしなさい」。(マタイ 18:15)だれかの感情を害した場合でも,逆に感情を害された場合でも,あなたのほうから速やかに話し合いによる解決を図る必要があることを,イエスの言葉は強調しています。「温和な霊をもって」そうすべきです。(ガラテア 6:1)話し合いの目的は,弁解をして自分の面子<メンツ>を立てることでも,相手を言い負かして謝らせることでもなく,和睦する,つまり和解することです。聖書のこの助言は実際的でしょうか。

マタイ5章23.24節
23 「それで,供え物を祭壇に持って来て,兄弟が自分に対して何か反感を抱いていることをそこで思い出したなら,24 あなたの供え物をそこ,祭壇の前に残しておいて,出かけて行きなさい。まず自分の兄弟と和睦し,それから,戻って来たときに,あなたの供え物をささげなさい。

マタイ18章15節
15 「さらに,もしあなたの兄弟が罪を犯したなら,行って,ただあなたと彼との間でその過ちを明らかにしなさい。彼があなた[の述べること]を聴くなら,あなたは自分の兄弟を得たのです。

ガラテア6章1節
6 兄弟たち,たとえ人がそれと知らずに何か誤った歩みをする場合でも,霊的に資格のあるあなた方は,温和な霊をもってそのような人に再調整を施すことに努め,それと共に,自分も誘惑されることがないよう,おのおの自分を見守りなさい。

アーネストは大きな会社で管理職をしています。# 仕事柄,長年にわたって様々な人とのデリケートな問題を扱い,仕事上での良い関係を保つことが必要でした。個人的な対立がどれほど容易に生じるかを知っており,こう述べています。「私も,他の人とぶつかることがあります。しかし,そういう時にはその人と,問題についてじっくり話し合います。本人と向かい合い,和解を目標として話し合うのです。必ずうまくいきます」。

それぞれ異なる文化的背景を持つ友達が幾人もいるアリシアは,こう語ります。「自分の言ったことによって,だれかの感情を害したかもしれない,と思うことがあります。そういう時には,その人のところに行って謝ります。謝る必要がないのに謝っている場合もあるかもしれませんが,相手が感情を害していなくても,謝りに行くと自分がすっきりします。何も誤解がないことを確認できるのです」。

# 一部の名前は変えてあります。